かわや(旧よろずや)のブログ

好きな乃木坂、映画、漫画などについて語ります。

6期生募集を受けて~今後の乃木坂46はこうなると妄想~其の壱

つい先日、6期生のオーディションの日程が発表されましたね。

だいたい2、3年周期で募集しているので、そろそろ感がありましたが、いよいよ来たかという感じですね。春と夏に分けて2回に分けて募集するとのことですが、なんでょうね、大人数を募集するってことでしょうかね。

一回の募集期間が、従来どおりだいたい一ヶ月です。これまで一回のオーディションでだいたい十人強の合格者を出してきたので、素直に考えると、二十人以上の6期生を入れようってことになりますね。そうなると大量の人員が入れ替わるってことになりますね。

いずれにしても、6期生の募集が始まるってことは、卒業のロードマップもできているってことでしょう。

 

ということで、今後の乃木坂46がどうなろうとしているのか、最近の動向の中で特徴的な動きをピックアップしながら考えてみたいと思います。

目立った動きをつなげてみると、運営サイドは5期生を中心にした、本格派を志向した体制に徐々にシフトしようとしているのではないかという気がしています。

 

上の絵は、5期生楽曲『いつの日にか、あの歌を』のワンシーンです。この曲、歌詞が妙なくらいにへりくだっているし、「バトン」というワードも気になるし、実に意味深な曲に聞こえます。まあ、それは機会があればおいおい。

とはいえ、33枚目シングルのフォーメーションの予想を、よせばいいのにやって惨敗した人の予想なので、自分で言うのもなんですがアテにならないですwww。

 

ターニングポイントだった2023年

去年が乃木坂にとって大きなターニングポイントだったように思います。

2022年年末の齋藤飛鳥さんの卒業に続いて、年明けとともに秋元真夏さん、鈴木絢音さんと立て続けに卒業が続き、ついに、乃木坂の土台を築いてきた1期生2期生が全員卒業しました。

 

そこで、運営サイドが一番懸念していたことは、古くから乃木坂を応援してきてくれたファンが離れ、地盤沈下が起きることだったんではないかと思います。

しかし、現実にはそれほど目立った人気の低下は見られず、踏みとどまっているように見えます。

たとえば、レコードの売上枚数を見ると、このところ、ほぼ横ばいをキープしているようです。

白石麻衣さんの卒業シングルとなった25枚目シングルから、最新の34枚目シングルの売上枚数の推移です。

25枚目から26枚目にかけて売上枚数ががくっと落ちます。

これは、それまで乃木坂を牽引してきた白石麻衣さんが卒業したこともあるでしょうが、それ以上にコロナの影響が大きいのではないかと思います。

CDに付いている握手会のチケットを目当てに購入していたファンが、コロナ騒ぎで握手会が開催されなくなり、CDを買い控えたため、売上枚数ががくっと落ちました。

握手会については、下の公式のページに掲載されています。

https://www.nogizaka46.com/s/n46/page/event_explanation

このような現象は、CDにチケットを付けるというビジネス形態を採っているグループが軒並み被った現象なので、これをもって人気が低落しているとは言えないですね。

むしろ、そういうアイドルの中で乃木坂は、善戦しているといった方がいいかもしれません。

握手会がなくなり、2020年10月くらいからオンラインミート&グリートという形式に振り替えられ、画面越しにメンバーと話ができるようになりましたが、やはり握手会ほどの需要はないのか、売上回復には大きく貢献していないように見えます。

 

26枚目以降、多少の上がり下がりはあるものの、「オリコン初週売上」で見るとだいたい50万枚あたりをうろうろしている状況です。ちなみに31枚目シングル『ここにはないもの』で売上が上がっていますが、これは齋藤飛鳥さん卒業ブーストがかかったからでしょう。

ミリオンセラーを連発していた20枚目シングルから23枚目シングルあたりを全盛期としたら、今はだいたい売上枚数が半分になっています。ピーク時のときの数字が高すぎたと考えれば、今の売上が悲観的な数字であるとは言えないと思います。

ただ、今のところ人気が落ちる様子がない代わりに、上がる要素もなさそうです。

つまり、頭打ちの状態、ということです。

 

このまま現状の路線を続けていたとしても、だんだん飽きられてきて人気が下降線をたどる可能性はあるでしょう。

 

膠着状態になっていても、何かがきっかけで人気が盛り返すことはよくあります。人気の上がり下がりを繰り返しながら、長く芸能活動をしている人もいますから。

 

乃木坂人気の火付け役になるものがあるとしたら、おそらく「曲」ではないかと個人的には思っています。

乃木坂にはそこそこいい曲はあるのですが、誰もが知っているような曲ってありませんよね。

たとえば、山下達郎さんの『クリスマスイブ』とか、中山美穂さんの『世界中の誰よりきっと』とか。あと、結婚式で定番になっている安室奈美恵さんの『CAN YOU CELEBRATE?』とかですね。

タイトルを聞いただけではピンと来なくても、誰でも実際の曲を聞けば「あ、この曲知っている」というタイプの曲です。

いまの制作陣は、頑張ってくれてますし、ときどきこのブログでも曲を取り上げて「いいな、いいな」と熱く語っていますが、そうは言いつつ「外れがない代わりに大当たりはないかな」と個人的には思っています。

あるいは、ものすごく知名度の高い曲、あるいは忘れられているけれどすごくいい曲をカバーするという手もありますね。

たとえば、古い曲だけど、旋律がめちゃめちゃキャッチーで覚えやすい曲を掘りだしてきて、今風のアレンジで出してみる、なんていうのも個人的にはありかなと思っています。

 

そういう大当たりの曲に乃木坂が巡り合えるかどうかはわかりませんが、いずれにしても、メンバーの入れ替わりで顔ぶれが変わったとしても、同じ路線を繰り返していたら飽きられてしまう、ということを運営サイド(もしかしてメンバー自身も)は強く意識しているんじゃないかなと推測しています。

なんだかんだ言って、もう誕生してから12年ですからね。そんな危機感を持っていたとしても、不思議なことではないですね。

そこで、変わろうとしているように見える乃木坂が、どう変わろうとしているのか、まずは材料集めをしてみたいと思います。そのうえで、具体的な路線変更がどのようなものか考えていきたいと思います。

 

材料1 ~ 29枚目シングル『Actually...』

29枚目シングルの『Actually...』にまで話が遡ります。

このブログでもMVに焦点を当てて語っているのですが、「乃木坂は変わるからね」宣言をしたというように見ています。

yorozu831.hatenadiary.jp

ちなみに、この記事、続き物で続編の記事があるのですが、半年くらい書きかけのままずっと放置しています。内容的に「ドМのアルノさん」とか、そういう内容の記事ですwww。いつになるかわかりませんが、いずれリリースする予定です。

この変わる宣言は、今回だけちょっと変わったことをします、というような一回限りの話ではなくて、これから乃木坂は曲がり角を曲がって変わりますね、というように捉えています。

監督に著名な黒沢清さんを起用した本気度マックスのMVですから、それだけの意気込みがあったんではないかと思います。

26枚目シングル以降、売上枚数がずっと横ばい状況になっていたわけですから、何か変化が欲しかったんじゃないでしょうか。

ただ、変化に対する拒否反応が強烈に出る可能性もあったわけですから、まずは、変わるためのクサビを打っておきたかったんじゃないかと想像しています。

しかし、そんな思いとは裏腹に中西アルノさんの自粛騒ぎが起きて、せっかくの挑戦も尻すぼみになってしまった感があります。

 

『Actually...』が成功か、失敗かの議論はあるでしょうが、何にしても中西アルノさんのようなタイプの人が乃木坂に入り、しかもセンターに抜擢されたということは、今までの乃木坂の歴史の中でめちゃめちゃインパクトのある話だと個人的に思っています。

どういうことかと言うと、「アイドルグループに本格的な歌い手が入ってきちゃった」ということです。

 

アルノさん、曲にいまひとつハマらないときは普通に歌がうまい人なのですが、曲にハマったときの破壊力が半端じゃありません。

彼女の独唱で印象的な曲はいろいろあるのですが、最近だと去年の暮れに開催された超乃木坂スター誕生のライブですね。

アルノさんが独唱する『接吻 Kiss』を聴いたときに、改めて「この子、乃木坂の看板なくても一人でやっていけるじゃん」と思いました。

 

材料2 ~ ユーミンとの共演と歌うま選抜

もう一つ歌うまエピソードです。

去年の年末に、松任谷由実さん(ユーミン)と乃木坂が共演しましたね。

おそらく、乃木坂側のメンツは歌うまメンバーが選ばれたのでしょう。3期生から久保史緒里さん、4期生から林瑠奈さん、5期生からは五百城茉央さん、井上和さん、奥田いろはさん、中西アルノさんと、5期生に偏った歌うま選抜でした。

正直、バランスが悪い選抜のように感じましたし、あの演出は「なんだ?」とも思いましたが、ただ、歌唱力の面で運営サイドは5期生を高く評価している、ということは明らかなようです。

実際、5期生がメインとなっている『超・新乃木坂スター誕生』では、5期生が自ら選曲して歌う企画をやるようになりましたが、今までの乃木坂ではあり得ない無茶苦茶難しい曲(ボカロとか)に挑戦していたりしますね。それを彼女たちなりに消化しているんだから、末恐ろしいというかなんていうか。

 

材料3 ~ フォーメーション

それと、ここ最近のシングル表題曲の動きを見ていると、今の乃木坂で単独センターを張れるのは井上和さんだけ、と見られている節があります。

まだ3枚分のシングルしか材料がないので、根拠としては弱いのですが、32枚目から34枚目のシングルのフォーメーションを並べて見てみます。

32枚目シングル『人は夢を二度見る』

33枚目シングル『おひとりさま天国』

34枚目シングル『Monopoly』

32枚目と34枚目のシングルではそれぞれ3期生4期生がダブルセンター、そして井上和さんが両シングルで裏センターです。

裏センターというのは、2列目の真ん中で、センターの後ろにいるため、カメラに抜かれることが多いポジションのことです。

歌番組で見ていると、ダブルセンターの合間で井上和さんがかなり目立っていました。

そして33枚目では満を持して単独センター。

 

まあ、単独センターは和ちゃんしかいない、という言い方は言い過ぎかもしれません。

ただ、和ちゃんには早く乃木坂の顔になって欲しいという想いが強く働いてきたのはほぼ間違いないでしょうし、おそらく、6期生加入後の新しい体制の中で中心になるための布石作りなのではないかと思います。

また、中心になってほしい=運営サイドが描くこれからの乃木坂の理想像、というようにも見えますね。つまり、ビジュアルだけでなく、パフォーマンス力が求められるということです。

5期生の人気の高さに気を良くして、この路線は今後も継続していく可能性は高いと思います。5期生の成功で、6期生選考のハードルも上がっているんじゃないでしょうか。

 

材料4 ~ ここのところの選抜の傾向

選抜に関しては、もう一つトピックがあります。

30枚目から始まった流れで、久しく選抜から離れていたメンバー、あるいは選抜経験がないメンバーがアンダーから引き抜かれ、その次のシングルではまたアンダーに戻るという流れが始まりました。30枚目で佐藤楓さん、31枚目で阪口珠美さん、林瑠奈さん、32枚目で松尾美佑さん、という具合いで続いています。

いわゆる「お試し選抜」とか「思い出選抜」といわれるやつです。呼び方があれなので、あまり使いたくない言葉ですが。

 

実は以前、いわゆる「お試し選抜」や「思い出選抜」の存在について否定的な意見を書いたことがあります。正確に言うと、そういうことを書くという予告をしただけで、記事自体は途中まで書いて放棄しています。

その未完の原稿の中で書こうと思っていたことは、確かにそういう動きらしきものはあっても、その意図がはっきりしない以上、「お試し」とも「思い出」とも言えない、つまり、そういう類の選抜はあるともないとも言えるという主旨の記事を書こうと思っていました。

それと、そういう類の選抜を心情的に否定したいという心理も働いていました。

一回きりの選抜をビジネスライクに割り切れる子であればいいのですが、若い女の子にそれを要求することは厳しいんじゃないかと。特に10代の女の子なんて自我がゆらゆらしていて、なかなか自己を肯定できませんから。

試練としてはすごくきつい試練じゃないかと思います。まあ、アイドル業の宿命みたいなものだから、乗り越えなければならないハードルなんでしょうけど、ただでさえ矢面に立たされるアイドルにとって酷な話です。

 

思い起こせば、確かに、表現はともかく「お試し」とか「思い出」とかいう言い方をしたくなる選抜が過去にありました。

顕著に出ていたのが、7枚目シングルあたりから、当時の握手会の実績から見て選抜相当でなさそうなメンバーがアンダーから選抜に引き抜かれ、次のシングルでアンダーに戻るケース(和田まあやさん、斎藤ちはるさんなど)がしばらく続いたことがあります。

何らかの意図が働いているように見えます。

しかし、どういう意図があったのかよくわからないんです。

ちょうど7枚目シングルでは、まだ加入したての2期生堀未央奈さんが、いきなりセンターに抜擢されましたが、そういう抜擢のされ方に1期生が反発しました。当時、橋本奈々未さんがブログでその複雑な心情を綴っています。

そういう悪い空気を払拭するためのガス抜きではないかと思うフシもあったのですが、いまいち意図が見えませんでした。

ガス抜きかもしれないし、選抜メンバーに変化をつけてみたかったのかもしれないし、あるいは「お試し」だったのかもしれないし、云々。考えれば、いろいろな可能性が出てくるわけです。

まあ、運営が意図を発表してくれるわけがないので、私たちはあれこれ想像しながら、でも結局わからないと悶々とするしかないわけです。

 

そんなこんなで、そういう類の選抜があることを否定しようというつもりだったのですが、どうも、ここ最近の動きをおさらいしてみると、そこには無理があると思うようになりました。

もちろん、誰かが証明してくれるわけでもないので、確定的なことは言えないのですが、処々の事情を鑑みると、なんて言ったら適切な表現になるのかわからないけれども、「一回限り選抜」というものをやっているとしか思えないようになってきました。

この動きが始まったのは、さっき書いたように、30枚目シングル『好きというのはロックだぜ!』です。しばらく選抜から遠ざかっていた佐藤楓さんが選抜復帰し、その後にアンダーに戻っています。この流れが33枚目シングルまで続いています。まだ、35枚目の選抜発表があるまでわかりませんが、34枚目でも同じことが起こるかもしれません。

この流れが29枚目の次の30枚目から始まったということが、何となく恣意的であるという香りを漂わせています。

 

それで、この30枚目から始まった流れが、さっきの6枚目シングル以降の流れと何が違うんだ、と問い詰められても、実はうまく言えないんです。なんて言うんですかね、今まで説明したことを総合的に見ると、そういう雰囲気がぷんぷんする、としか言いようがありません。

そして、「一回限り選抜」を運営側も隠そうとしていないように見えます。

つまり、これから体制を少しずつシフトしていくから、その前に選抜がどんなものだか経験しておいてください、と言っているようにしか見えない、ということです。隠そうとしない以上、そのことをメンバーも認識している、ということになります。

酷な話ですが、人気商売ですからね。同じことを繰り返していれば、やがてジリ貧になるのは誰の目にも明らかですから。

 

ま、そんな風に考え始めたので、先のブログの続編は完全に筆が止まっています。おそらく書かないでしょうね。いやはや、考えが足りなかったようです。

 

まだ、材料をぜんぶ出したわけではないのですが、長くなりそうなので、ここでいったん切ります。続編は近日リリース予定です。

 

(つづく)

 

 

Monopolyその2~補足と訂正

この前のブログの続編です。この前のブログは下のリンクに掲載されています。

祝発売34枚目シングル『Monopoly』、感想や考察もどきなど - かわや(旧よろずや)のブログ

前のブログで34枚目シングル『Monopoly』を取り上げましたが、後半の説明が少し駆け足になっていた感じがするので、もう少し補足しておこうと思います。

前のブログを補足する形で書くため、内容的に前のブログとダブるところもあるのですが、書き足りなかった部分、それと前のブログで間違って解釈したと思われる部分を加筆しています。

 

今回、補足する部分はここです。

賀喜遥香さんと遠藤さくらさんが共謀して組織を乗っ取り、誰が組織の実権を握っているのか一連の流れを示した図です。

 

本当のところ、よくわかっていない部分も多いのですが、多分こうじゃないかと思っていることと、よくわからないことを整理してもう少し補足しようと思います。

まず、この画面。

賀喜遥香(以下カッキー)さんを筆頭にみんなで喜んでいる、という図です。



前の記事では、ここの位置づけは、カッキーが果樹園のオーナーの久保史緒里さんを追い出してオーナーになったというところ、となっています。つまり、カッキーが新オーナーに居座り、それを社員一同で歓迎している、みたいな感じに見えます。

ところが本当に歓迎しているのか怪しい感じがします。というのも、ここの画面のメンバーの表情を見ると、歓迎とは程遠い感じがします。

笑っているのですが、互いに目が合っていません。なんか表面的ですね。

一見、楽しげにやっているように見えるが、実は腹の底では何考えているのかわからない、ということを表しているように思います。

この場面は、最後の方でカッキー一同が外で会食(?)するシーンの伏線になっているのではないかと思います。

 

題材がMonopolyというゲームになっているからか、内容的にビジネス的な要素が絡んでいるように見えますね。もっと広げて政治の世界まで広げてもいいのですが、たとえば外交の世界でよく言われる譬えは、「笑いながら握手しているけれども、脚は互い蹴り合っている」のが外交だなんて言われます。

ビジネスの世界でも、昨日の敵は今日の友みたいな感じで、会社同士の関係もそのときの利害関係でころころと敵味方が変わります。

 

さて本題に戻って、次のシーン。

ここは、果樹園の中でカッキーを中心にメンバーがダンスを踊るシーンです。これは文字どおり、カッキーを中心に組織が回っているということでいいんじゃないかと思います。



次にこのシーン。

前の記事でも掲載していますが、これは、山下美月さん(以下ヅッキー)が経営する組織を遠藤さくらさん(以下サクちゃん)が乗っ取ったシーンだと解釈しています。

文字どおりサクちゃんが中心に組織が回っている様子じゃないかと思います。

ヅッキーも周りで踊っているということは、サクちゃんの軍門に下ったということですね。

 

そして次のシーン。

これ、さっきカッキーが中心に踊っていた場所じゃないかと思うんですが、カッキーではなく、サクちゃんが中心になっています。

前のシーンで踊っていたメンバーがそのままこちらにシフトしているように見えます。

つまり、カッキーは追い出されてサクちゃんが乗っ取ったということになります。じゃあ、カッキーはどうなっちゃったのかというと次のシーン。

 

外にいますね。今まで出てこなかった場所です。

前のブログでは、これは追い出されて途方に暮れる図ではないかと書いていたんですが、実は間違っているように思います。

いや、書いていた当時から、テーブルに食べ物乗っているし、しょんぼりしているようには見えないなと思いつつ、でもカッキーが後ろ向きに映っていて何か立場悪そうに見えたので、強引に「カッキー追い出されてしょんぼりの図」とまとめたのですが、どうも違いますね。

まず、このグループの中心にいるのは井上和さんに見えます。そしてカッキーは「外れ」にいます。この場面の最後の方では、カッキーは人の陰に隠れて満足に映っていません。

これをそのまま素直に受け取るなら、カッキーが持っていた実権は井上和さんに移っていて、カッキーはつまはじきにされた、と見る方が自然なような気がします。

じゃこの人たち、いったいここで何しているだよ、ということになりますが、実はよくわかりません。

テーブルに食べ物が乗っていますが、MVの最初の方の会食のシーンを連想させます。

根拠がない勝手な想像でしかありませんが、もしかして井上オーナーの新企業立ち上げのパーティーとかですかね。



まあ、実際のところ、わからないことだらけなんですが、とりあえず自分が思っていることは全部出せたので、よしとします。



ところで、歌詞のことについては触れてきませんでしたが、改めて聴くとストーカーの歌にしか聞こえませんねwww。

祝発売34枚目シングル『Monopoly』、感想や考察もどきなど

またもやタイミングが遅れての記事となります。先月下旬に34枚目シングル『Monopoly』のMVが公開されてから、もう半月くらい経ってしまっていますが、一応、自分なりに考えるところがあるので記事にしました。

www.youtube.com

 

歌詞については「独占したいのね」と軽く流して、音楽面とMVのドラマに焦点を当てて書いていきたいと思います。

ポイントはこんな感じです。

  • 音楽面では、「安定の品質、でもちょっと攻めてみた」という感じがしたので、その辺を中心に書いてみます。
  • MVのドラマを見て強く持った印象は、サクちゃんの策士ぶりのすさまじさですね。カッキーを餌で釣って操り、よそ様のものを乗っ取り、そして本命のカッキーの愛も手に入れる(ように見える)という様子が書かれているのではないかと個人的に思っています。

 

音楽面で見ると面白い

作曲はお馴染みの杉山勝彦さん、今回も安定の品質でお届けしますってな感じですね。

この方が作る曲は、乃木坂の世界観との親和性が高いような気がします。

 

この曲は、比較的落ち着いた印象を与える曲なのですが、その代わりなのか音形が面白いと思います。

下の楽譜のとおり、出だしのこの音のリズムと、サビの音のリズムが同じです。八分音符の後に付点四分音符が続く音型が続きます。

 

 

この系統の音楽の中では、このような形の音符割は珍しいのではないかと思います。少し不安定な感じを受けます。

こういった感じのリズムの「遊び」はジャズではよくありますが、こういう系統の曲では珍しいのではないでしょうか。もちろん、この曲にはジャズ的な要素は皆無です。

音形とメロディーから独特のエレガントさがあるのですが、ドラムが突っ込み気味で、しかも、ときどき暴れています。

ちょっと面白いと思ったので、取り上げてみました。

 

MVのドラマは実にドロドロ

さて、今度はMVのドラマに話題を移します。ぱっと見た感想は、まあ、すさまじいドラマだったと思います。

ドラマの中で主役を張る賀喜遥香さんと遠藤さくらさん、ともに性格の良さでは定評のあるお二人ですが、ドラマの中では実に悪い人間を演じています。

感心したのは、意外に、と言ったら失礼にあたるかもしれませんが、お二人とも役者ですね、あんな悪い表情できるんだ、と。

おかげでなかなか見ごたえのあるドラマになっていると思います。内容的には胃もたれしそうなほどドロドロしているんですが。

 

正直、わかっていないところも多々あるのですが、おそらくこうであろう、と思ったことを書いていきたいと思います。

ところどころ断定的な言い方をしている箇所もありますが、あまり「だと思います」という書き方を続けているとバカみたいな文章になるので、あえて断定的な言い回しをしている箇所もあります。といって自信満々に書いているわけではありません。その辺は差し引いて読んでくれると嬉しいです。

 

さて、曲のタイトルになっているMonopoly(モノポリー)というゲームもなかなかドロドロしたゲームで、ゲーム相手を蹴落とし、資産を独り占めしちゃえってな感じで権謀術数がうごめく世界ですからね。そんな世界観に寄せたMVになっているんだと思います。

 

では本題に入りたいと思います。

 

冒頭の賀喜遥香さんと遠藤さくらさんのこのシーン。

けばい色立ちの花をバックにした場所に二人がいます。

ここは「陰謀の間」とでもいうような場所で、二人が陰謀を巡らせる場所のようです。策士の遠藤さんが賀喜さんに計画を持ち掛けているところだと思います。

この空間で何を企んでいるのかは後で説明します。まずはMVを追っていきましょう。

 

二人のシーンの後に、会食の場になりますね。

ここで主要人物の性格が明らかになります。

 

まず、遠藤さくらさん(以下、サクちゃん)。

冒頭の「陰謀の間」のシーンで、策士らしい腹黒い表情をしていましたが、ここのシーンでは最初、無表情です。ちょっとサイコパスっぽい設定になっていますね。

そして注目してほしいのは、賀喜さんが登場してからのサクちゃんの表情です。賀喜さんを見るときの表情が、邪心のない屈託のない表情です。終始、悪そうな表情をしている彼女が、人間らしい表情を見せる数少ないシーンです。

つまり、腹黒い策略家でありながら、賀喜さんに向けている愛は本物の愛、純粋な愛、ということになります。

最初の無表情と合わせて考えると、策略とカッキー以外にはまったく無関心ということになりますね。

 

次に、賀喜遥香さん(以下、カッキー)。

お気づきの方も多いと思いますが、彼女だけ服装の系統が違っています。

他の人たちが高貴な服を着ているのに対して、カッキーの服はみすぼらしい感じがします。そしてやたら目立つ花のイヤリング。

このいでたちは、どうもジプシーをイメージしたのではないかと個人的には思っています。情熱的で熱しやすく冷めやすい浮気者タイプってことですね。

最初に登場するときに、みんなよりも遅れて登場し、他人のテーブルのお菓子をつまみ食いしているし、テーブルに着いてからも、相席の遠藤さくらさんにはまったく無関心でお菓子をぱくついています。

おそらく、育ちがよくない、ということでしょう。

つまり、類まれな美貌の持ち主でありながら、生まれも育ちも悪いという設定のようです。
そして、おそらくお金のためなら何でもする、というタイプの子でしょう。

しかし、そういうことが分かっていても、その美貌と天真爛漫な笑みにやられちゃうってことなんでしょう。典型的な小悪魔ですね。



次の主要人物は山下美月さん(以下、ヅッキー)。

池田瑛紗さんとペアの席ですが、互いにまったく知らんぷりをしています。

もともと相手が嫌いだとか、好きでないということなのかもしれませんが、後で出てくる久保さんと違って、社交辞令的な話すらしませんね。

つまりヅッキーは、プライドが高く一本気な性格、自分の気持ちでまっすぐな直情径行型の人、という設定なのかもしれません。

一応、少し笑顔を浮かべているのですが、表層的な笑顔で、実は不機嫌そうです。

不機嫌の理由は、意中の人、カッキーと別の席だからです。意中の人がカッキーであることは後ではっきりします。

 

そして最後に久保史緒里さん(以下、シーちゃん)。

彼女は相席の与田さんと談笑しています。仲睦ましいですね。しかし、騙されてはいけません。

MVをよく見ていると、彼女の顔が一瞬真顔になり、「やってられねえ」系の表情を浮かべます。

ヅッキーとは違って、表を取り繕うことはできる女性という性格付けらしいです。

そして、不機嫌の理由はヅッキーと同じです。意中の人、カッキーと別席になっているからです。シーちゃんがカッキーにぞっこんなのは、後のシーンで明らかになります。

 

サクちゃんがテーブルの上のドミノを倒します。

これ、多分、ゲームの始まりの合図ですね。いろいろなものが崩れちゃいますが、それが何を意味するのかは後ではっきりします。簡単に言うと「乗っ取り」ということだと思います。

 

そして、パフォーマンスのシーンに移ります。

ここで誰でも気づくように、フロントに岩本連加さんをもってきます。これみよがしに岩本さん、大きく映っていますね。

ここで皆さん、「あれ、久保ちゃんは?」と不思議に思ったでしょう。

そして、メンバー全員が映るように上からのロングショットになりますが、やっぱりシーちゃん、いませんね。

これはおそらく、シーちゃんの不在を際立たせる演出だと思います。

 

そして、その種明かしをするために、パフォーマンスのシーンから、シーちゃんの後ろ姿のショットに移ります。

少し先走りますが、シーちゃんがカッキーに向かって走っていくシーン、これと似たシーンが後の方でも出てきます。左がシーちゃん、右がヅッキーのシーンです。

 

ともにカッキーとの逢引のシーンなのですが、この二つのシーンに共通しているのは、左右にメンバーがいて、その真ん中をシーちゃん、ヅッキーがそれぞれ歩いているということです。

これ多分、両脇のメンバーは使用人みたいな存在、そして中央を行くシーちゃん、ヅッキーは、その場所のオーナーなんじゃないかなと思います。

もしそうだとすると、シーちゃんは果樹園のオーナー、ヅッキーは何だかよくわかんない場所のオーナーということになりますね。

 

ということを念頭に置くと、サクちゃんはオーナーを篭絡して乗っ取りを企んでいるのではないかという推測が成り立ちます。

そして、カッキーを買収してその手駒として使っているのではないかと。カッキーは物欲が強く、モラルがあまりなさそう子ですから、報酬を出せば何でもやってくれそうですね。

まさに、Monopolyのゲームそのものですね。

 

シーちゃんはカッキーに向かって一直線。カッキー一筋なのがわかります。

対してカッキーは無関心。まあ、無関心を装っているのかもしれませんが、ここでシーちゃんは晴れてカッキーと逢引したことになります。

少し先のシーンになるのですが、ヅッキーの逢引シーンも併せますと、まあ、二人とも本当にうれしそうですね。嬉しい余りに、くるっとターンしちゃってます。



そして、続けて出てくる悪いほうの二人。

思いどおりに行っちゃって笑いが止まらないサクちゃんに、悪人の表情を浮かべるカッキー(通称「悪ガキ」)。

 

話を戻します。

この逢引のあと、シーちゃんはドラマパートから退場します。パフォーマンスシーンを除いてまったく出てこなくなります。

どういうことでしょうか。

多分、シーちゃんは闇に葬られたのだと思います。

カッキーのすごく悪い表情がありますが、おそらくカッキーに毒を盛られたとか、そんなところじゃないかと思います(そうと思わせるシーンはないのですが)。

さて、ではその後、果樹園はどうなったのか。カッキーが乗っ取るのですが、その辺については後で説明します。

 

パフォーマンスのシーンから、ヅッキーの逢引シーンに移ります。次のターゲットってことですね。

右から左へヅッキーが移動し、奥に向かってサクちゃんが立ち去ります。

ヅッキーが振り返って愛想を振りまくのですが、そのお相手は、おそらくカッキー。画面上には現れませんが、今までの流れからするとそうなりますね。

そして、奥に向かっていく去っていくサクちゃんが、この逢引の手引きをした首謀者ということなんだと思います。

 

しかし、ここなんでしょうね。枯葉みたいなのが床に落ちているみたいなんですが、落ち目ってことですかね。

果樹園の人たちと会食するってことは、果樹園と関係しそうな組織のような気がするんですが。。。

 

逢引の後のシーンがこれ。

奥にいるサクちゃん、逆光になっています。

これ、乗っ取り成功の図ですね、多分。

おそらくカッキーと逢引させてあげることを条件に何らかの取引をしたんじゃないかと思います。取引の内容は具体的にはわかりませんが、経営権を自分に移しやすくなるような条件なんでしょう。

ここで注目したいのは、シーソーみたいなやつが水平になっていること。前のシーンでは、傾いていましたね。

陰謀の間にある天秤と対応関係にあるように思います。天秤が水平に釣り合っている状態と意味的に呼応しているのではないかという感じがします。

 

実は天秤の意味、よくわかっていないのですが、天秤に乗せる「りんご」はカッキーの魅力を表し、「石」はサクちゃんの謀略を表す、そしてこの二つが釣り合ったときが二人の策略がうまくいく、というように考えているのですが、なんか違う感じもしますね。「りんご」は報酬を表すとか。。。うーん、よくわからん。

何にせよ、シーソーみたいなものが水平になっているのは、二人の謀略がうまくいった、ということを表しているように見えます。

 

さて、この後の核心的なシーンを切り出して続けて見てみましょう。

 

矢印の流れに沿って、上の図を追っていくと、果樹園がカッキーの手に渡った後、サクちゃんに乗っ取られ、カッキーたちは追放された、ということになるのだと思います。

二番目のシーンでは、果樹園の中でカッキーを中心にメンバーが踊っています。

しかし、その次のシーンでは、サクちゃんが中心になり、しかもメンバーも変わっています。どうやらヅッキーは子分にされてしまったみたいです。それと、果樹園のレイアウトが微妙に違っているように見えますね。おそらく、カッキーは経営権をはく奪されたということなんでしょう。もちろんサクちゃんの策略です。過去の悪行を噂に流し、カッキーをいづらくしたとか、そんな風な手口で追い出したのではないかと。

そして最後にカッキーたちは野外にいますが、これは多分、追放されたことを表しているのだと思います。この辺、禁断の実をかじって楽園を追放されたアダムとイブを連想させるんですね。関係あるかどうかわかんないけど。

 

自分の推測が合っていたとしたら、サクちゃんはひどい人ですね。

しかし、これは最初から、サクちゃんの作戦なんだと思います。

その作戦とは、「私の愛を受け入れてくれたら、元に戻してあげる」ということじゃないかなと思います。つまり、サクちゃんは最初から、自分の欲しいものを全部手に入れるつもりだったのではないかと思うんですね。

 

左が、後ろの花が崩れ行くシーンの前にいるカッキーとサクちゃん。右が、自らサクちゃんの手を取りに行くカッキーです。

左のシーンは、サクちゃんがカッキーに元に戻る条件を出し、カッキーが歓喜の声を上げているところ、そして右のシーンは、サクちゃんの条件を飲み、カッキーがサクちゃんの愛を受け入れるところなんじゃないかと思っているんですが、そう思いつつ、やや違和感を覚えています。

カッキー、林檎を手に取ってすごく喜んでいるのですが、何でしょうね、これ。いまいちよくわからんです。

 

では、サクちゃんの策略を整理してみます。

  • カッキーに乗っ取り計画を持ち掛け、カッキーに協力を依頼する。果樹園を乗っ取ったらカッキーの持ち物に、ヅッキー経営の組織の乗っ取りに成功したら自分の持ち物にするという条件で計画を話す。
  • しかし、この時点で果樹園からカッキーを追い出し、最終的に自分の持ち物にすることを考えている。
  • 追い出されて困っているカッキーに戻るための条件を用意していた。その条件とは自分の愛を受け入れてくれること。

 

ということですね。

 

ドラマの最後で、天秤が林檎の方に傾きます。何でしょうね。最後は愛が勝つってことでしょうか。

さっきは天秤の林檎をカッキーの魅力と書きましたけど、これを見ると、「愛」なのかなと思います。

というものヅッキーもシーちゃんも、愛ゆえに没落したわけです。

そして、サクちゃんの本当の狙いは、カッキーに何不自由しない生活を送ってもらえるようにすることなのかもしれません。カッキーが物欲に走るのも貧しかったから、と考えると、サクちゃんの本当の狙いは「乗っ取り」ではなく、カッキーの生活を豊かにするための財を築きたかったとも考えられます。

突き詰めると、彼女たちの行動原理は、すべてカッキーへの愛、ということになりますね。

 

ついでなので紹介しますと、途中、こんなシーンも出てきます。

メンバーの構成、見ている向き、何か意味ありげですね。そのときどきの思いや都合で、人はくっついたり離れたりしていることを表しているような気がするのですが、実はこの辺、よく見ていません。ちゃんと見れば新しい発見があるかもしれません。

 

こんな感じで、見るほどに新しい発見があるのかもしませんね。

データで言えること、卒業の年齢、思い出選抜などなど

2024年2月14日付記

この記事の続編で「思い出選抜」について、「そういう選抜はあるかもしれないし、ないかもしれない」という主旨の記事を書くつもりだったのですが、断念しています。

なんで断念したのかは、こちらの「材料4 ~ ここのところの選抜の傾向」という項で説明していますので、ご興味のある方は覗いててやってください。

なかなか原稿がまとまらないわ、データベースのデータは埋まらないわで、このままいくと楽勝で半年くらい何も書けない気がしてきたので、見切り発車することにして、えいやっと気合で記事を書くことにします。

まだデータが充実していないし、どう見せるのがいいのか暗中模索という感じですが、今回は、データで語る乃木坂のプロトタイプ版というか、試運転バージョンというノリで書こうと思います。

 

とりあえず今の時点でこんなことが言えるかなあ、というぼやっとした話を次のテーマに分けて書いていきたいと思います。

  • 卒業の年齢は24歳が最多、卒業までの在籍年数は6~8年に集中している。
  • アンダーセンター経験者は優遇されていて選抜に入る可能性が高い。
  • 「お披露目センター」、「卒業センター」はありそうだが、「思い出選抜」は本当にあるのかよくわからない。

    この辺のテーマは、自分よりもはるかに詳しい人がいるでしょうから、「そんなの知ってらあ」という感じかもしれませんが、自分なりの解釈で見ていきたいので、データ中心に果敢に挑戦しようと思います。


    この記事では、1点目と2点目を取り上げます。全部まとめて書くと、やたら長い記事になるので、3点目は別記事に書きます。


    本題に入る前にお断りを。


    これからデータをもとに「こんな傾向がありそうだ」という話をするわけですが、所詮、データはデータに過ぎません。個別事情を無視して全体的な傾向を表しているに過ぎず、それが正確に実態を反映しているかどうかは定かではありません。

    データを見る側の主観が入るわけですから、それが正しいかどうかも客観的に証明することできません。

    まあ、それ以前に、こちらで作っているデータそのものが正確かどうかという問題もあるのですが、この辺は個人運営のサイトの悲しい宿命ですね。データを徐々に充実させるとともに、間違いも訂正していますので、生暖かい眼差しで応援していただけるとありがたいです。


    データの充実度、それと自分の能力の問題もあり、ここで書くことは、ある程度の傾向およその目安を知る手掛かりになる、というくらい眼差しで見ていただけると嬉しいです。


    卒業生のデータから見えること

    卒業生52人のデータを見ると、だいたい在籍期間が6~8年に集中していること、それから24歳で卒業する人が一番多いことがわかります。

    下の表の最頻値(最も多く出現した数字)を見てください。


     

    ここで留意しなければならないことは、卒業生のデータの大部分を1期生2期生が占めているということです。そして、そのデータをそのまま3期生に当てはめていいのか、という問題があります。

    それについては後で書きます。

     

    データに話を戻します。

    在籍期間6~8年というのは、常識的に考えて妥当な線かもしれませんね。

    せっかくアイドルになれたのに2年、3年で辞めてしまっては勿体ないし、10年以上在籍しているのも少し長いかな、という感じがします。

    やはりどこかでアイドルという職業に見切りをつけ、別の職業に移る必要が出てくるわけですから。

     

    卒業したときの年齢を見ると、24歳が最多で11人です。上の表では次点、次次点が見えていませんが、次点は21歳と25歳でそれぞれ7人、次次点が20歳で6人です。

    24歳、25歳辺りの年齢が多いかな、くらいですね、傾向として見えるのは。

    後付け的に理由を付けるとするなら、24歳、25歳くらいの女性はもう大人として成熟していて、考え方がすごくしっかりしているので、このくらいの年齢でアイドルの次のステップに進む決断をする、というのはありそうな話のように思います。

    このくらいの年齢の女性は、ものすごく物事、人をシビアに見ていて、人間関係などを現実に即してとても冷静に見定めている感じがします。

    自分が個人的に持っているイメージで言うと、25歳の男性と女性を比べたときに、男性がまだ夢見がちなことを言っているのに対して、女性はかなり地に足が付いた考え方をしているように見えます。

    なので、このくらいの年齢で、自分のこと、周囲の状況を冷静に見定めて次のステップに進むというのは、ありそうな話ではあります。

     

    さて、こうしてデータを見ると、3期生はもう卒業ラッシュが始まってもおかしくないタイミングということになりますね。

    今年で8年目だし、24歳以上のメンバーも山下美月さんを初めとして5人います。

    逆に言うと、これまで3期生の卒業生が大園桃子さん一人きりというのも驚異的ということになります。

     

    ただ、前にも少し触れたように、さっきのデータはほぼ1期生と2期生が残したデータです。それをそのまま3期生以降に当てはめていいのか、という問題があります。

     

    在籍6~8年に卒業が集中しているのですが、これは、1期生の永島聖羅さんが在籍6年目にして2017年12月12日に卒業したのを皮切りに、その後に何回か起きた卒業ラッシュで蓄積されたデータです。

    ここに何か傾向が読めれば参考になるのですが、この辺りのデータが集まっていないので傾向を読むのは難しいですね。

    見ようによっては、2016年に3期生、それから2018年に4期生が入ってくるタイミングで、それに押し出される形で先輩たちが卒業した、というようにも見えるのですが、あくまでもそう見えるレベルであって、いまひとつ説得力に欠けます。

     

    そういう見方は無理筋のようなので、ここは視点を変えて一般論で見たいと思います(話のすり替えとも言いますがwww)。

    どういうことかと言うと、1期生と2期生のグループと、3期生以降のグループに分けて、その性格的な違いを考えたいと思います。

    もし互いに有意な性格上の違いがあるのであれば、グループどうしで傾向を当てはめようとするのはちょっと無理があるのでは、ということになりますね。

     

    1期生、2期生はグループが編成されてから間もない、いわば黎明期にいた人たちで、まだグループとしていろいろと模索していた頃です。

    1期生は初代の世代ですが、2期生は乃木坂立ち上げから比較的早い段階で乃木坂に合流した世代です。

    1期生高山一実さんが「2期生は後輩というよりは、どちらかというと同志」という主旨の発言をしていましたが、ほとんど苦楽を共にしながら乃木坂の基盤を築き上げてきた世代です。

    まず1期生は1期生で自分たちのことで手一杯で後輩の2期生とどう接すればよいのかわからなかっただろうし、2期生は2期生で研修生制度という、今から考えると何がしたかったのかよくわからない制度に振り回されて自分の立ち位置をどうすればいいのか見当がつかない、というような状況に置かれていたと思います。

    つまり、グループ全体が右往左往していた、ということですね。

    まあ、黎明期の組織が迷走する話はよくあることです。

    走りながらだんだん形ができていくものですから、仕方のないことでしょう。

    後になってみると「研修生制度ってなんだったの?」みたいな言い方はできますが、そのときにはベストだと思っていたことが、組織的な未熟さが足を引っ張って、うまく回らなかったなんていうのはよくある話です。

     

    その後、白石さん‐西野さんのダブルエース体制が確立し、乃木坂ブランドができ上がり、それに齋藤飛鳥さんが新世代のエースとして加わる形で乃木坂が盤石の体制になりましたが、それは2016年のことです。

    その後に3期生が入ってきました。

    要するに、雨降って地固まった後に3期生が入ってきた、というところではないでしょうか。

     

    おそらく、この頃になると、先輩と後輩の関係性やら、運営サイドの運営方針やら、いろいろな面で形ができていたはずです。

    つまり、3期生は、1期生や2期生が苦労して築き上げたものに乗っかることができた最初の世代、という言い方もできるかもしれません。

    その辺の充実ぶりが、卒業の少なさの要因になっている可能性はあります。

    それから、3期生という屋台骨を失うと、まだ4期生以降ではきついかな、という感じもします。なにせ乃木坂は、朝ドラ女優と大河女優(ともに3期生)が歌って踊っているグループですからね。ブランド力としての威力は絶大です。

    だから、4期生以降が育つまでは3期生には卒業せずに、もう少し乃木坂を引っ張っていってほしい、という想いが運営サイドにはあるような気がします。

     

    話が脱線しました。

    結論としては、性格上の違いは明確にあるので、やはり1期生+2期生が残したデータをそのまま当てはめていいのか、という点ではクエスチョンマークが付きますね。

    しかし、そういう性格の違いがあるからと言って、当てはめられないという理由にもなりません。

    たとえば、誰かの不祥事が引き金となって1期生と2期生の卒業ラッシュが起きたという推測が立てられるのであれば、そのような事情がない3期生にデータを当てはめるのは無理だね、という言い方ができるのですが、そのような傾向が読み取れないからです。

    母数が少ないっていう問題もあるのかもしれません。

    こういうデータが生きてくるのは、むしろ、4期生、5期生とかの卒業のデータが入ってきて、1期生と2期生が持っていた特別な傾向が薄まってきたときに、初めてデータとしての意味を持つような気もします。

     

    まあ、そんな感じでこのテーマは、グレイな感じで幕引きします。

    次のテーマは今までの話よりもやや確実性のある話になると思います。

     

    アンダーセンター経験者は優遇されていて選抜に入る可能性が高い

    アンダーと選抜を行き来している人がいますが、アンダーセンターになった人かどうかという物差しで見ると、はっきりと傾向が見て取れます。

     

    この表は、「アンダーセンターの経験あり」という条件で絞ってみています。そうすると、アンダーセンターの経験があって、選抜入りしていない人は、畠中清羅さんと山崎怜奈さんの二人だけになります。

    細かい点で検証の余地があると思いますが、一応データ上はっきりと相関関係が見て取れますね。

    個別ケースで見てみると、たとえば、2期生堀未央奈さん、1期生星野みなみさんは、選抜からアンダーに移った経験がありますが、移った直後はアンダーセンターでした。そして、その後、選抜に復帰し、選抜常連組になっています。

     

    これは、アンダーに移っても「君たちのこと、これからも推していくからね」という運営からのメッセージにも見えます。

     

    これだけでデータを見ると、偏っているように思うので「選抜」と「アンダー」の経験ありで見てみます。何か傾向が読み取れたら嬉しいなってことで。

    で、データはこんな感じになります。

     

    ぱっと見、傾向はなさそうですね。

    というか、もう少し見せ方があるだろうという気がするのですが、今はこれが限界です。

     

    個別にデータを追ってみると、アンダー楽曲のセンターになったから、次は必ず選抜、というわけではないようですが、やはりアンダー楽曲のセンターは選抜に近い存在という様子は見えてきますね。

    ちなみに、林瑠奈さんと松尾美佑さんは、それぞれ31枚目と32枚目でアンダーから選抜に抜擢された後、次の楽曲でアンダーに移りましたが、そこでアンダーセンターになっています。

    これは、林瑠奈さんと松尾美佑さんに対する期待度が高い、ということを表しているように思います。

     

    何か終始いまいちピントが合っていない感じで話を進めてきた感がありますが、今回はここまでです。

    次のテーマの「お披露目センター、卒業センター、思い出選抜」は別のブログで書きます。

     

    こうして書いてみると、データを充実させ、データの見せ方を改善しないと、あまり実のある記事にはならない気がしますね。

    長い道のりになりそうです。

    かくなるうえは、「乃木坂工事中」で「地獄の料理人」という不名誉な称号をもらった川﨑桜さん救済(?)計画という、謎のお茶濁し企画に走るかもしれませんwww。

ブログの裏話~ブログとデータベースの話

 

ブログの記事はまだ10個強という具合でまだまだ数は少ないのですが、ここらでちょっとブログを振り返りたいと思います。

今までブログを書いてきた雑感と、これから乃木坂のデータ中心にテーマを展開していきたいという将来像について綴っていきたいと思います。

 

ブログを書き始めてからの雑感

今年の4月末からブログを始めたのでブログ初心者、まだ初心者マークを付けて走っているわけです。

でも、厳密にいうとブログ初心者ではないんです。

 

実は2年くらい前に楽天のブログで2つくらい記事を書いた経験があります。

テーマはラーメンだったのですが、「食べた、うまかった」くらいのことしか書けず、あとはラーメンの写真を貼ってお茶を濁すという、まったく内容のない記事を書いていました。

楽天のブログって、アフィリエイトを前提としたブログのようで、アフィリエイトのパーツは充実していたんですけど、アフィリエイト自体にあんまり関心なかったし、アクセスカウンターが付いているのも癪に触って早々とブログを廃止してしまったんです。

それ以来、ブログから遠ざかってしまったんですけど、去年の春に乃木坂46にはまって、なんかいろいろと書きたくなって今年になってやっと書き始めたっていうのが、ブログを始めた(再開した)経緯ですね。

 

これでも、ブログを書くにあたって少しはブログの書き方を勉強したんですよ。

動画を見たり、本を読んだりとかして。

ブログの基本の手引きを見ると、書くにあたってのポイントとして、書き出す前に筋書きを作ること、目次を作ること、先に結論を書くこと、対話形式にすること、絵を付けて変化を付けること、とかとか。

しかし、そうやって作られたブログを読んでもまったく響かないんですよね。自分には。

 

たとえば、目次を作ること、とあるんですが、実際、ブログの目次を使ったことがないです。正直言って、あれはいらんな、と思います。

目次があろうとなかろうと上から読んでいき、面白ければ読み続けるし、つまらなければ途中で読むのをやめてしまうでしょうから。

読んで響く文章かどうかが肝ですから。別に目次があってもいいですけど、個人的にはまったく必要性を感じていません。

読み物系の記事でなくて、なんか論文みたいな(?)ブログであれば目次を付ける意味はあるような気がしますが。

 

それから対話形式でストーリーが進むブログってありますね。二人のアイコンが出てきて、そのアイコンから吹き出しが出てて対話形式で話が進むっていうやつですね。

正直、この形式のブログってうざいです。読んでてイライラします。なんで対話形式にするのか意味がさっぱり分かりません。そうするとわかりやすいと思ってるんでしょうかね。

 

ブログの教科書に書いてあることが全部ダメだと言うつもりはないのですが、そういうのには捉われずに書こうという方針で進めています。

 

客先に出向いてプレゼンするということはよくやっていたので、相手をどう自分の思っている方向に誘導するか、みたいなテクニックは多少身に付いているんじゃないかなあ、と勝手に思っています。

文章がうまいかどうかはわかりませんが、そうやって身につけたスキルを活かして、自分が伝えたいことは何とか伝わってるんじゃないかなあと。

 

今まで大した記事は書いていませんが、その中で「これは気を付けた方がいいな」ということが二つあります。それは、

  • 書いているときに、何か自信がなくて首をひねりながら書いているのであれば、むしろ書かない方がいい。後で消したくなるから。
  • 書いているときに、これは書いておいた方がいいかな、と思ったことは(そのときは面倒くさいと思っても)書いておいた方がいい。後で書き足したくなるから。

 

というところですね。

これは、肝に銘じた方がよさそうです。

今まで書いていて、これ系の失敗が多いように思います。

 

ちなみに書いた記事には、基本的には手を入れません。

手を入れるケースは、誤字脱字がみっともないケース、それから前後のつながりが悪く補足が必要なケースですね。

これは、放置しておくと「読みづらいな」と思われてしまうので、手を入れるようにしています。

後になって主旨や解釈が間違っていると思うものも多々あるのですが、これもそのままにしています。恥をさらすのもまた勉強です。

 

それから、ブログを書くにあたって気を付けていることは、読んでくれる人が「何か」を持ち帰ってくれればいいな、ということです。

「ふーん、そういう見方もあるんだあ」と思ってくれればいいな、と思っているんですね。

 

たとえば、映画があれば、その映画を作った人の思いがあるわけです。

ただ、ぼんやりと見ていたら、そういう作り手側の思いって伝わりませんよね。

 

もともとは、ぼんやり見ている側の人だったんです、自分て。

それが変わり始めたのは岡田斗司夫さんのYouTubeを見てからです。

岡田さんの名前は、前から知っていたのですが、オタク系にはまったく関心がなく、「なんかキモい○ブがいる」くらいの認識しかありませんでした。

それが変わったのは、自分が大好きな『ブレードランナー』という映画の解説を見てからです。

映画そのものの解説というよりは、映画が制作に入るまでの経緯を語る動画だったんですが、これがすごく面白かったんです。

あとスタンリー・キューブリックの映画が好きなど、好みも近いような気がして親近感がわき、岡田さんの動画を見漁るようになったんですが、映画の解説の内容が深くてすごく参考になりました。今までぼんやり観ていた自分を恥ずかしいと思うくらいです。

もちろん個人の意見ですし、個人の嗜好が入っていますから、解説を100%鵜呑みにしているわけではないのですが、「そういう視点で見てるんだあ、ふーん」と感心させられることも多々あります。

 

自分もブログを書くのだったら、こういうものにしたいなと思っていました。

前に書いたブログの教科書に書かれているノウハウみたいな話には捉われずに、まずは自分の書きたいことをストレートに表現するのでよしと考えています。

そうしている中で、だんだん形になっていけばいいかなと。

それで、読んでもらった人に「ふーん、そういう見方もできるんだあ」と思ってもらったら本望なわけです。

自分の書いたことがヒントになって他の見方ができたらいいなくらいの思いで書いています。



データベースの話

さて、ブログを始めるにあたって、実は大きな青写真を描いていました。

それは、ブログとデータベースとの連携です。

 

本当に自分がブログに書きたいことは、さまざまなデータをもとに、そこから何が言えるか、ということなんです。

MVの考察もどきを書くよりも、データをもとに「こういうことが言えるよね」という筋書きを作る方が自分には向いているな、と思っています。

たとえば、こんな感じです。


インラインフレームというHTMLのタグを使って、Biglobeのレンタルサーバーに置いてあるデータベースからデータを拾っています

28枚目シングルから33枚目シングルの売上のデータを出せ、というおまじないをかけています(イメージ的にはSQLを叩いてる感じ)。

これを見ると、29枚目で売り上げが落ちて、30枚目で少し持ち直し、31枚目で飛鳥さん卒業ブーストがかかって売り上げが伸び、しかし、32枚目で落ち、33枚目でほぼ横ばいという状況が見えます。

 

この程度のデータであれば、インラインフレームなぞ使わずに、単純にブログの中で表として作るのでも十分なんですが、今後データが絡み合って複雑になるだろうし、パラメーターをちょっと切れば簡単に表にしてくれるので、こっちの方が楽かな。

 

あと、Biglobeサイトの表示データを切り貼りすることもできます。たとえば、33枚目シングルのフォーメーションを切り貼りしてみます。

まあ、面倒くさいこともやってくれるんで、なにかと使い勝手がよさそうです。

ちなみに、当初はフォーメーションに顔写真を載せようと思ったんですが、下手にどこかの写真を引用すると法律に引っかかりそうなので、今のところ人型のダミーの画像を表示させています。

 

そのうち、データが充実してきたらデータの引っ張り方を公開して、皆さんに好きに使っていただけるように解放するかもしれません。

 

 

 

乃木坂関連のデータを出しているサイトもあるのですが、自分の視点(条件)でデータを絞り込んで見てみたい、ということには応えてくれません。

となると、自分でデータを集め、サイトを作るしかないんですね。

それで、自前のデータベースを作っているんです。

 

最近、Biglobeのサイトに少しずつデータを蓄積しているんですが、そのデータとブログをリンクさせるようにしています。

たとえば、「秋元真夏」という記述がブログにあると、「秋元真夏」にハイパーリンクがかかっていて、そのリンクをクリックすると、Biglobeの該当データに飛びます。

ただ、今の段階では器を作っただけで、データがスカスカです。なので、大した情報量にはなっていないのですが、徐々に充実させていく予定です。

 

ちなみに技術的な話になってしまいますが、Biglobeに作った「器」は実際にはPerlというプログラミング言語で書かれたプログラムです。

少しずつ溜まっているデータをこのPerlが処理してホームページという「見える形」として出力してくれる、というわけです。

基本的な大方針は、使い慣れたOfficeアプリでデータを管理、Perlでデータ処理、というふうにしています。

 

おおもとのデータはExcelで作っています。そして、マクロを使ってそのデータを、Perlが処理しやすいフォーマットでファイルに書き出します。その書き出したデータをPerlで処理する、という風になっています。

 

まあ、Perlなんて持ち出さずに、Excelだけで完結させるという方法もあるのですが、基本、あまりExcelの処理系を信用していません。信用していないと言うと語弊がありますね。複雑な処理には向いていない、と見ています。

それに、公開されているサーバーにデータを置かないと、外でデータを見れないし。外でスマホからデータを覗けるようにしておいた方が何かと便利でしょう。

 

ですから、Excelには単純にデータを入れる器として機能してもらい、分相応でない重たい処理には関わらせないという方針を基本にしています。

Excelにそういう処理をさせようとすると、複雑怪奇なコードが山のように積み上がり、保守性が著しく落ちるように思います。

少なくとも自分の能力ではそうなってしまうんで、しょうがないですね。

 

ブログ本体は、Wordで書いています。

理由はいろいろとあります。

まず、はてなブログのエディターの使い勝手がわるいことです。

はてなブログを使っているので、はてなブログのエディターを使って書くという手もあるんですが、HTMLで編集していると余計なタグを付けてくれたり(そのおかげできちんと機能しない)とあまり嬉しくない作りになっているんです。

 

次に、Wordに校閲機能が付いているので、誤字脱字も防げるという理由もあります。ただ、Wordの校閲機能、あまり頼りにならないです。

 

次に手元にデータを残したいという理由もあります。

ブログのサイトのデータは、運営側の都合でなくなることがある、という話を聞いたことがあります。

資産として手元に残しておけば、データがなくなる心配ありませんね。

 

そして最後に、データベースとの連携を取るうえで必要という理由もあります。

記事の内容の中からキーワードを取り出し、そのキーワードに該当するデータベースのデータに対するリンクを付けるという処理をWordのマクロでやっています。

たとえば、ブログの中に「秋元真夏」というキーワードがあったら、それを拾ってハイパーリンクを付けるというような処理です。

 

もっともブログ本体もBiglobeに置けば、こんな面倒くさいことせずに、ブログを投稿するだけで勝手にリンクを付けさせることも可能なんですが。そこはもう裏話の裏話ってことで、ここには書きません。

 

ま、そんなこんなで、ブログの内容的にも、仕組み的にもいろいろと試行錯誤しています。

これからもいろいろと形を変えていくでしょう。また、大きな変化があったらブログに書こうと思います。



菅原咲月さんについて思うこと~乃木坂という枠を広げる存在(2/2)

前回のブログの続きです。

前回のブログでは、29枚目シングルに収録されている5期生紹介動画、菅原咲月さん編を中心に彼女の思いっきりのよさなどについて触れました。

バンジージャンプに挑んだり、ひたすら喋り続ける姿を映すなど、あまりアイドルっぽくない紹介のされ方だし、制作者サイドもあえてアイドル的な要素を排していたのではないかと想像しました。

それで、もしかして、今までの乃木坂の枠に嵌まらない存在として期待されているのではないかと妄想を広げました。

今回も妄想をいっぱいに広げて、あれやこれや書いてみたいと思います。

29枚目シングル収録、5期生紹介動画より

 

彼女の親しみやすいキャラに乗じて本ブログでは彼女を「小吉」さんと呼ぶことにします。

 

持っている人

小吉さんて『乃木坂工事中』でバナナマンさんにあだ名で呼んでもらっている数少ないメンバーですね。

かつては川村真洋さん→ロッティー、中元日芽香さん→ひめたん、という方々がいましたが、現役では多分、梅澤美波さん→ウメ、菅原咲月さん→小吉、のお二方だけだと思います。

 

5期生からもいろいろなあだ名で呼ばれているみたいですね。

「さっちゃん、さち、さちこ、道真、ざねっち、ママ、しゃつ」等々。

それだけでなく、新乃木坂スター誕生でも、オズワルドのお二方から「すがわらさつき」とフルネームで呼ばれたかと思うと、「すがさつ」と略して呼ばれたりと。

なんでしょうね。名前でいじりたくなるキャラなんですかね。

それだけ親しみやすいキャラということなんでしょうが、でも、なんでこうも名前でいじられるんでしょうか。

理由はわかりませんが、やっぱり「持っているから」ということなんでしょうか。

 

次は、ビジュアル面です。

ビジュアル面では、よく完成されていると言われている彼女ですが、それはその通りだと思うものの、実はそれだけでなく、非常に大きな「売り」を持っていると思います。

それは、

 

  • 茶髪だけど地毛
  • 身体が細いのに大食い

 

という特徴です。

 

茶髪だけど地毛。お金をかけて染めている人にとっては羨ましい限りでしょう。

いや、地毛であれほど目立つ茶髪ってなかなかないですよね。

 

小さい頃は茶髪でも、大きくなるにつれ黒くなり、最終的に真っ黒になるパターンが多いように思います。

うちの子も小学生高学年までは結構目立つ茶髪だったんですが、どんどん黒くなり、高校生になったら普通に黒髪になっています(よく見ると若干茶色がかっていますが)。

 

これ、女性陣にとってみたら、すごい話で、「染めているの?」「いや、違うんです、地毛なんですよ」なんて会話をきっかけに話が広がっていきそうですね。

自分の身体的な特徴が話のタネになるんだから、投資コストゼロで取り高大、という羨ましい属性の持ち主だと思います。

 

それから、細いけど大食い。

大食いについては自己申告なので、真偽のほどははっきりしません。

さすがに松村沙友理さんみたいな、フードファイター並の食欲の持ち主ではないでしょうが、自己申告でもなんでも、その話をきっかけに話が弾みますね。

 

小吉さんの弁によると、牛タン11人前、大盛りご飯2杯を食べたとのことですが、まあ見た目からしたら大食いだとは思いますが、残念ながら同期から大食漢認定発言がないようなのでなんとも。

どちらかというと、大食漢の評価は池田瑛紗さんの方に集中している感があります。

 

まあ、いいです。

何にしても、細いけど大食いというのは、見た目そのままなので、入りやすいネタですよね。

こういう特徴を持っているだけで、初対面でも話の取っ掛かりになるでしょうし、バラエティーでもネタとして使えそうですね。

 

ビジュアル的にわかりやすい話のタネを持っている彼女は、やっぱり「持っている」ということなのでしょう。

 

そして最後に、彼女がセンターを務めた5期生楽曲の『バンドエイドを剥がすような別れ方』。

この曲の人気は高く、YouTubeで2022年8月12日に乃木坂公式動画として公開されてから再生回数(2023年6月7日時点)が988万回です。

この曲の人気を測るために表を作ってみました。

 

  タイトル 公開日 再生回数(万) 公開日数 再生(万)/日
30枚目表題曲 好きというのはロックだぜ 2022/8/12 790 299 2.64
5期生楽曲 絶望の1秒前 2023/2/1 205 126 1.63
5期生楽曲 バンドエイド剥がすような別れ方 2022/8/12 988 299 3.30
5期生楽曲 17分間 2022/12/1 523 188 2.78
5期生楽曲 心にもないこと 2023/3/17 301 82 3.67

 

30枚目シングルに収録されている『バンドエイドを剥がすような別れ方』の表題曲は『好きというのはロックだぜ!』なのですが、その曲と5期生楽曲を対象に、YouTubeでの動画再生数を比較してみました。

この記事を書いている2023年6月7日時点までの再生回数を、公開日から2023年6月7日までの日数で割り、1日当たりの再生回数を算出してみました。

見てのとおり、『バンドエイド剥がすような別れ方』と『心にもないこと』の人気が頭一つ抜けているのがわかります。

やっぱり持っているということなんでしょう。

 

バランス感覚の良い人

Ten years birthday、5期生にとっては、初めてのライブで自分のことでいっぱいいっぱいになるはずなのに、当時の秋元真夏キャプテンに見せ方、喋り方についてアドバイスを聞きに行くなど、なかなかの行動力を見せています。

 

それから乃木坂工事中で期別のリレー対抗でも、次の人がすぐに飛び出せるようテキパキと準備している様を見ると、「ああ、この子は仕事ができそうな子だなあ」と直感的に思います。

 

仕事のできる人には、ざっくりと言ってタイプが2つあるように思います。

一つは、頭がいい人。俗に言う「カミソリのように切れる人」。

もう一つは、勘がいい人。感覚で良し悪し、足りないものを察し、さっと行動に移せる人。

 

実際は完全に2つにすっぱりと分かれるわけではなくて、実際にはハイブリッドなんです。

つまり、頭が切れるけど勘が働かない人、勘はいいけど頭が悪い人はあまり頼りにはならないんです。

でもまあ、その辺の細かさには目を瞑って、ざっくりと分けると、この2つに分かれるっていう話です。

そうやって分けると、小吉さんは後者に入る気がします。

勘がよく、いろんなことに気づき、テキパキとこなしてくれる人に見えます。

 

勘がいい人の何が強みかっていうと、「バランス感覚のよさ」なんだと思います。

何が足りていて何が足りていないか、とか、いますぐに手を打たなければいけないものは何か、逆に今のところは放置しても問題ないとかをとっさに判断できるっていう、そういう能力を持った人です。

 

こういう人が組織にいると、すごく頼りになるんですよね。

 

個人的な観測でしかありませんが、運営サイドが彼女を推す背景には、その辺を評価しているんじゃないかなあ、と思っています。

ミーグリの完売率が上がったとか下がったとか、そういうのとは違う次元で評価されているんじゃないかなあ、と個人的な願望も込みでそう思う次第です。

 

彼女が尊敬している久保史緒里さんとラジオで共演し、彼女のMCや演技などについての秘訣をいろいろと聞き出していたのですが、そこですごいなと思ったのは、単に聞き出すだけでなく、自分がどうしているかを例として挙げ、そのうえで「どういうことを考えて臨んでいるんですか」と聞いていたことです。

漠然と「何を考えて演技していますか」というような聞き方をするよりも、相手も話しやすくなるし、話が具体的に、そして深くなりますね。

どこまで計算しているかわかりませんが、あの若さで、そういうことが自然にできてしまうというのは、大したものだと思います。

 

スポンジのように吸収?!

正直、加入当初の彼女の歌は、あまり上手いとは思いませんでした。

声が上ずっているように聞こえ、苦手そうに歌っていたかったように思います。

本人もブログで加入当初は、歌に自信がなかったと書いています。

 

しかし、だいぶ努力してるんじゃないかと思います。

一音一音、音を大事にしながら歌っているように見えますし、ロングトーンのあとに付ける音を跳ね上げるテクニック、あれなんていうんですかね、アルノさんがよくやるやつ、そういう表現テクニックを使ってみたりと、いろいろと吸収しているんじゃないかと思います。

 

5期生は、歌の上手い子が多いですからね。

互いに刺激を与えあっているんじゃないでしょうか。

 

エースになる人?キャプテンになる人?

いろいろと彼女について書いてきましたが、ここらで締めに入りたいと思います。

 

未来のエースとか、キャプテンとかと言われているようですが、どちらも可能性はあるでしょうし、どちらの道に進んでも力を発揮できるでしょう。

 

ただ、個人的には、乃木坂の「渉外」担当として力を発揮してもらえたらいいなあと思っています。

 

前に説明したように、単に会話がうまいだけでなく、ビジュアル面でも会話のタネを持っています。

こういうのはすごく武器になると思います。

そうやって外に出て、ファン層を拡大してもらえたら嬉しいなと思います。それは若い子だけでなく、同じ芸能人、果ては番組のスタッフまで「味方」として増やせるんではないかと。

そうすれば、乃木坂として紹介される機会が増えるわけですから。

今のところ、乃木坂の人気は横ばい状態を維持しているように見えますが、これから人気を右肩上がりにするための大きな戦力になるような気がします。もちろん個人的な願望込みですがwwww

いずれにしても彼女が本格始動するのは、高校を卒業する来年春でしょう。今から楽しみですね。



33枚目シングル収録『踏んでしまった』と『考えないようにする』

 

YouTubeに33枚目シングル収録の曲が続々と公開されていますね。

この記事の執筆時点(8月19日)で表題曲のほかに『踏んでしまった』と『考えないようにする』がYoutubeで公開されています。

すでに33枚目シングルの表題曲『おひとりさま天国』でなんやかんやとブログに書いたので、33枚目のその他の曲は聞くだけにしようかなと思っていたのですが、『踏んどししまった』があまりにもかっこいいため、なんか書きたくなり、感想(考察もどき?)を書いてみます。

 

アンダー楽曲『踏んでしまった』

踏んでしまった』は曲がやたらめった、かっこいいですね。

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疾走感があって、ここしばらくの乃木坂の曲で出色の出来栄えかも。

なんの楽器なのかわからないんですが、全体にノイジーなボワッとしたエフェクトのような音が入っているですが、あれなんですかね。やたらかっこいいんですけど。

 

『踏んでしまった』のフォーメーション

それと、何やら詩が意味深ですね。

 

神の怒りに触れ、天変地異におびえ、右往左往している人たちを客観的に見ている「僕」の視点で描かれているようです。

この「僕」の視点は、人々に警鐘を鳴らしていたのに、それに耳を傾けなかったため、天罰を受けている人に対して、あざ笑うような、幻滅しているような、絶望しているような、そんな見方の視点に見えますね。

 

そして、僕自身も無力。

なんだかんだ言っても、俯瞰してみれば、そんな「僕」自身も右往左往している人の中に一部に過ぎないんだと思います。歌詞を見る限り、超人的な能力は何も持ち合わせていないようですから。

だから、もう何しても無駄だ、という境地に行っちゃっていることでしょうね。

 

そして「守るべきは愛」。自分の家族なのか、恋人なのか、あるいはもっと広く人全体なのか、よくわかりませんが、愛だけは拠り所にしよう、ということらしいですね。

 

人が背負っている罪、といえば「原罪」なんでしょうが、情景がいまいちぼんやりしているため、そうとも取れるし、そうでないとも取れます。

どちらかというと、ユダヤ教やキリスト教の「原罪」よりも、仏教の「業」に近い感じがします。

 

たとえば、原子力なんて便利なものを発明したが、実は本当に人類がコントロールできているのかわからないですよね。

核廃棄物、処理できないから、とりあえずコンクリート詰めにして海底に沈めてしまえ、という何か見切り発車感がぷんぷんすることやっていますからね。

これが後々の禍根の種になることは大いに考えられます。

「踏んでしまった」というフレーズですが、最初は踏み絵を題材にしているのかと思いましたが、踏み絵らしい話は出てこないので、どうやら「虎の尾を踏む」とかそっち系の意味らしいです。

つまり、逆鱗に触れるようなことをしてしまった、ということですね。

身勝手な行動、自身を万能と考える人類に神様が怒ったのかもしれないし、あるいは地球をさんざん食い物にして資源を食いつぶしている人類を自然が淘汰しようとしているとか、そういう話かもしません。

いろいろと妄想が広がりますが、歌詞がすごくぼんやりしているように思います。

 

てな具合いで、何とでも取れるんです。

何か意味深だけど、実は大したことは言っていないかもしれない、そうとも取れます。

 

去年の春にリリースした『Actually...』が曲調といい、歌詞といい随分と攻めた感じがしましたが、意味深に読める歌詞も、突き詰めると「あんた、物事の一面ばっかり見ていて、自分の都合の悪いことには目をつぶってるでしょ」ということを言っていて、それ以上のことは言っていないようにも見えます。

 

一見、哲学的に見せているかもしれませんが、それはポーズで、衒学的に、賢いフリをしているんじゃないかと思います。

というと批判しているように聞こえるかもしれませんが、それはそれでいいんだと思います。

昔、「マトリックス」という映画がありましたが、救世主を導く役のモーフィアスが、救世主候補のネオに、「扉のところまでは連れてってあげるけん、その先は自分で歩いてや」と言っているのに似ています。

 

「うまくやっているつもりのようだけど、本当にそうなの?」という疑問符を投げかけるってことですね。そっから先は自分でいろいろ考えてみてや、ということです。

 

スケートで言えば芸術点の加点を狙ってみた、というような感じがするんです。

それと「アイドルを舐めんなよ」という感じもちょっとします。

 

何を言いたいのかよくわからなくなってしまいましたが、ここで『踏んでしまった』の話はおしまいにして、『考えないようにする』について軽く触れます。

 

5期生楽曲『考えないようにする』

29枚目シングルから連続して毎シングル、5期生楽曲が収録されているんですから、5期生の優遇ぶりは筋金入りですね。

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しかしまあ、すごい素材をMVに持ってきましたね。

切ない想いを詩情豊かに歌い上げるという設定に対して、ロダンの彫刻がドロドロし過ぎている感じがしなくもありません。

なにせロダン本人が、内縁の妻と、弟子の女性彫刻家との間で三角関係になり、最終的には弟子を振って精神異常をきたすまで追い込んでしまうことになる、というドロドロの愛憎劇を繰り広げている中、作った彫刻です。

それも地獄の門なんていう、人間の業(ごう)の深さ丸出しの彫刻ですから。

 

友人の恋人を好きになってしまい、「苦しい、苦しい」と言っているのですから、それも業といえば業ですが。

 

さて、MVを見て目立ったのが、冨里奈央さんと池田瑛紗さんの厚遇ぶりです。

 

いわずもがな、冨里奈央さんがセンター。

正直、冨里さんのセンター抜擢は意外でした。

でも、こうして抜擢されてみると、当然と言えば当然かもしれませんね。

『考えないようにする』のフォーメーション

 

5期生の中には、ミーグリの完売状況から見て、選抜入りしておかしくないメンバーが何人かいますが、そのうちの一人が冨里奈央さんです。

 

33枚目シングルのミーグリで早々と完売した5期生メンバーが8人いて、そのうち選抜入りしていないのが、中西アルノさんと冨里奈央さんです。

アルノさんは、29枚目シングルで表題曲センターをした経験があるので、脚光を浴びた経験があるのに対して、冨里奈央さんは、そういう脚光の浴び方はしていないので、その辺を汲んだのではないかという気もしますね。

MVの中では、名実ともにエース格になった井上和さんとの絡みが多く、かなり厚遇されている印象がします。

 

しかし、冨里さん、歴代の乃木坂メンバーを見渡しても、これだけアイドル属性が高い子も珍しい、という印象がします。

 

顔、性格、歌声、どれをとっても可愛く、優しく、ふんわりしていますね。

おまけに、スタイルも抜群にいいという、アイドルとしてはまさに無敵でしょう。自分の中では歴代スタイルNo.1=新内眞衣さんだったのですが、それを塗り替えてしまうかもしれません。

 

それと池田瑛紗さん、名実ともにエースとなった井上和さんとシンメです。

最近、とみに媒体露出も増えて、推されている感が強くなってますね。

 

まあ、これも当たり前の話です。

 

何せ日本で超有名な超難関大学に合格したんですから。

そりゃ芸大の子が歌って踊ってたら「どれどれ」と話題になりますから。

東大とか芸大の子がアイドルやってたら話題性抜群です。

それに、乃木坂としても箔が付きますからね。他のアイドルグループとの差別化もできますね。

運営にしてみたら、テレパンの芸大合格は「テレパン、でかした!」というところでしょう。