ここに書いているネタは、もともとは「乃木坂46、32枚目シングル5期生楽曲『心にもないこと』~君たちには帰る場所がある」というブログに書いてあったものです。
しかし、そのブログの中に無理矢理、「バンドエイド剥がすような別れ方」を押し込んだ感があり、いかにも窮屈だったので、もっと書きたかったことを書き足し、単独のブログとして独立させることにしました。
さて、本題に入ります。
2番目の5期生楽曲「バンドエイド剥がすような別れ方」のMVについて語りたいと思います。
この曲の人気は高く、YouTubeで2022年8月12日に乃木坂公式動画として公開されてから再生回数(2023年6月7日時点)が988万回にのぼります。同じく30枚目シングルの標題曲「好きというのはロックだぜ!」が790万回なので、標題曲よりも約200万回多い回数になっています。
5期生楽曲で比較すると、1番目の5期生楽曲「絶望の1秒前」(2023年2月1日に動画公開)が205万回、3番目の5期生楽曲「17分間」が523万回(2022年12月1日に動画公開)、4番目の5期生楽曲「心にもないこと」(2023年3月17日に動画公開)が301万回です。動画公開の時期もあるので、一概に多い少ないを比較できないので暫定ですが、今のところぶっちぎりでトップですね。
ちなみに乃木坂の曲全体の再生回数で見ると、やはり「インフルエンサー」を初めとする「つわもの」の曲があり、そもそも桁が違っているので比べ物にはならないのですが、その中でも善戦しているという感じでしょうか。
「ハンドボール転がすような丸め方」の前の5期生楽曲「絶望の一秒前」は、5期生のポテンシャルの高さを見てもらうことが目的だったように思います。
いくらポテンシャルが高いからって、そこは新入生、あまり無理をさせてはなんだからと、曲も振りも少し抑えている印象がします。ダンスの振りもめちゃめちゃ難易度が高いものでもなく、曲も割りと平坦で転調もなくて(多分)、それほど難易度は高くなかったんじゃないかと思います。素人考えなので当てになりませんが。
しかし、「バンドエイド...」では、一転して、曲が転調するし、前の列と後ろの列が目まぐるしく入れ替わるわで、ちょっとハードになっています。
さしずめ、5期生育成プラン・フェーズ2始動というところではないでしょうか。
MVに出てくる学校の黒板に7月5日って書いてあったので、撮影時期はそのくらいの頃ですかね。暑かったでしょうね。炎天下で長時間の撮影となり、大変だったという話も出てますね。
まず、曲について触れますと、キーがFとA♭の間を行ったり来たりする曲で、イントロがFメジャー、歌い出し(Aパートっていうんですかね?、ちゃんと勉強しておけ自分)がA♭メジャー、サビがFメジャー、てな感じ、これを繰り返します。
ダンスには疎いので、よくわからないんですが、テーマは海みたいですね。
波の動きを表現したり、平泳ぎやら背泳ぎやら泳ぎのポーズが入ったり、耳に入った水をとんとん叩いて出したりとか、少しコミカルな要素も入っていますね。
面白いのは、パフォーマンスシーンで、彼女たちがガラス板(?)の上でパフォーマンスを繰り広げるところですね。これ、おそらくガラス板を海面に見立てたのだと思います。
透明なガラスで水の透明感を出しつつ、下に敷いた青いシートの色で水の色を出すというのは、とてもナイスなアイデアだと思います。
このガラス板、4番目の5期生楽曲「心にもないこと」のMVにも出てきます。なんで「心にもないこと」でこれが出てきたのかについては、こちらのブログで取り上げています。
それと、パフォーマンスシーンの色合いもいいですね。空の青さと木々の緑の色合いが映え、メンバーもすごくかわいく映っています。個人的には、あーやとなおなおがすごく可愛く映っていると思います。
イメージ的には、海面の上で妖精たちが、男の子の失恋の歌を踊りながら歌う、というところでしょうか。
詩には疎いんで、スルーして、ドラマを追っていきたいと思います。
舞台は女子高、何でも「何度目の青空か」のMVでも使われた廃校なのだとか。
ちなみに、久し振りに「何度目の青空か」のMV見たんですけど、思わず吹いちゃいました。サビの「何度目の青空か」の歌声に乗って、便意を催した男子生徒がトイレを探し回るという。
センターのいくちゃんが変な人だから、MVも変にした、ということはさすがにないでしょうけど。
ま、それはよいとして。
菅原咲月さんは5期生の中でもとりわけ親しみやすいキャラで、私も大好きなメンバーなので、彼女の代名詞ともなっている「小吉」を呼び名として使わせていただきます。
このMVの大雑把なストーリーは、最初よそよそしかった5期生が小吉さんを中心に関係を深めていく話です。
勉強苦手でアイドルオタクな小吉さんが、勉強にもついていけないし、クラス内の薄い人間関係に居心地の悪さを感じていたが、ふとしたきっかけで周りの子と親交を深めていく話ですね。
設定上、小吉さんが落ちこぼれ、隣に座っている井上和さんが優等生。それで、何かと和ちゃんが小吉さんのことを気にかけているのですが、理由はわからんです。
教室の中ではまったくコミュニケーションがないし、廊下ですれ違っても知らん顔するし、そんな薄い人間関係に居心地の悪さを感じている小吉さんにシンパシーを覚えているとか、実は和ちゃんもアイドルオタクで親しみ感じているとか、そんなところでしょうかね。
休憩時間にスマホを取り出しては乃木坂のパフォーマンスを見入っている小吉さんに、井上和さんが勇気を出して話しかけると互いに談笑が始まり、そこに一気にメンバーが集まり、いきなりわちゃわちゃし出すという、現実では考えられない異常な距離の詰まり方をしていますが、この辺はドラマということで割り切りましょう。
MVの後半からメンバーが別々の組になって映るシーンが出てきます。
まず、小吉さんが一人、その後に、井上和さん、川崎桜さんのペアを皮切りに、メンバーが何人か組になって映るのですが、互いに別々の方角を向いています(ただし、小川彩さんは一ノ瀬美空さんをじっと見つめています、たぶん愛)。おそらく5期生は、みんな方向性、性格が違うことを表しているのだと思います。
そして、最後の組の井上和さん、川崎桜さん、小吉さんの3人組が登場します。
「乃木坂46『バンドエイド剥がすような別れ方』(乃木坂46 OFFICIAL)」より
ここで注目したいところは、この組だけ笑顔になっていること、それから、井上和さんと小吉さん、体の向きは違っているけど、見ている方向が同じであること。
一点目は、小吉さんがいると自然に笑顔になる、ということですね。
5期生の中でもコミュ力の高さには定評がありますし、人の懐にすっと潜り込み、気持ちよく喋らせてしまうところは天性の(良い意味で)「人たらし」的な要素が強いように思います。
それと天性の勘の良さもあるように思います、何となくですが。相手がどんな状況なのかを知ったうえで、相手にどこまで近づくか距離を測れるという。
二点目は、井上和さん、小吉さん、(体の向きが違っていて)互いに性格は違えど、目指すところが同じ、という意味ではないかと思います。
5期生をざっくりとキャピキャピ派とマッタリ派に分けるとすると、小吉さんはキャピキャピ派、井上和さんはマッタリ派に入るんだと思います。
というか、多分、対照的な性格をしていると思います、お二人は。
和ちゃんは眉が太目⇒意志が強い、唇がぼてっとしている⇒情が濃くて引き摺るタイプ、一方、小吉さんは眉が細い⇒意志が弱い、唇が薄い⇒割り切りが早いタイプ、というように見えます。顔見ればだいたい性格わかります。自分、骨相学やっていたもんで(←嘘)。
二人とも5期生のまとめ役として頑張っているみたいですし、前キャプテンの秋元真夏さんも「グループ全体のことを考えている」と二人のことを高く評価していて、その発言の中には、5期生を引っ張っていく存在、やがては乃木坂全体を引っ張っていく存在になる、という期待値も入っているように思います。
簡単にまとめると、自分には、個性派集団の5期生をまとめるのに小吉さんが大きく貢献したということを言っているように見えます。
もし、そうだとすると、運営サイドの小吉さんに対する信任は相当厚いのではないかと想像できますね。