かわや(旧よろずや)のブログ

好きな乃木坂、映画、漫画などについて語ります。

Afuri@南町田

5月14日15時半にお邪魔して、塩らーめんをいただきました。久々の訪問です。多分二年ぶりくらいじゃないかなあ。

某電子決済サービスのポイントがたまったので、ポイント消化にラーメンじゃ、ということで久方ぶりの訪問となりました。

ちなみにおバカな自分は電子決済がなかなかうまくできなくて時間がかかってしまいました。空いている時間帯でよかった。混んでいる時間帯だったらヒンシュクものです。

 

 

 

スープ、麺、チャーシューが選択制になっておりまして、自分の好みに応じていろいろと選べます。タッチスクリーンで選択します。

たとえば、スープはまろ味(鶏油多め)、淡麗から、チャーシューは炙りチャーシュー、鶏チャーシュー、炙り+鶏チャーシューから、という具合いです。

 

今回いただいた塩らーめん、スープはまろ味、麺は全粒粉入極細麺、チャーシューは鶏チャーシューです。

料金は税込みで1,190円なり。

デフォのメニューは柚子入りのラーメンらしいのですが、以前、同じAfuriの恵比寿店かなんかで食べたときに、柚子が出しゃばって懲りたので今回は柚子なしのラーメンを食すことにしました。

 

 

 

Afuriと言えば、みなさんご存知の中村屋系のお店ですね。

 

ラーメンのレイアウトが中村屋系あるあるのレイアウトです。麺が細麺、具が和のいでたち、水菜、海苔と定番の具ですね。

確か中村屋の店主さんは、横浜の名店「くじら軒」リスペクトだったと思います。なんとなくくじら軒を彷彿とさせるレイアウトです。

 

スープ表面の油が多い感じがしました。こんなに多かったかな。まあいいや。

スープを一口、「あれえ?」。

一言で言うとワイルドです。

中村屋系のお店って、自分の記憶によると、精緻な旨味のハーモニーが特徴という印象があります。

「精緻ってなんだよ」というところですが、なんでしょうね、魚介成分25%、海草系20%、動物系33%みたいに(数字はテキトーです)、秤で計ったかのような細かい旨味の構成でバランスよくまとまっている感じがするんです。

ですから、すごーく微妙なバランスの上に乗っかっている感じがして、これに柚子が入ったり、炙りチャーシューの燻った味がスープに落ちたりすると、バランスが崩れて味が微妙になる、そんな繊細さを持ったスープという印象があります。

 

今回いただいたスープは、そういうのとは趣が違います。

出汁のバランスが、というよりも、それぞれの出汁が「俺が、俺が」と主張します。

それと、辛味の成分、なんでしょう?唐辛子かなあ?その主張が強くて、さらにワイルド感が増しています。

 

まあ、美味いかまずいかで言えば、美味いとは思いますが、中村屋系特有の高級感とか洗練された感じというのとはちょっと違う感じがするですね。どちらかというと男気があるスープ、という感じです。

自分の記憶が間違っていなければ、モデルチェンジしたことになりますね。

 

スープはそんな感じですが、麺はしなやかで極細でありながら食感があり、具も出しゃばらずに大人しい感じです。

だから、その分、スープのワイルド感が妙に主張する感じがするですね。

 

とまあ微妙な感想を持ってお店を後にしました。

 

ついでなので、中村屋さん近辺の思い出など。

 

中村屋と言えば、昔は神奈川県大和市にあり(現在は海老名市に移転)、確かテレビかなにかで取り上げられてから、超有名店になり、とんでもない行列になっていたことを覚えています。50人くらいの行列(もっと多かったかな?)で楽勝で1時間待ちしたと思います。店主のお母さまが人員整理されていたのを覚えています。

それで実際に食べたところ、評判どおりの味で衝撃を受けた思い出があります。

 

ああいう洗練度の高いラーメンって当時はすごく少なかったと思います。

味音痴の自分が言うのもなんですが、すごくセンスがいいように思いました。

あまりのセンスの良さに思わず「参りました」と脱帽したラーメン屋さんというと、中村屋のほかに、横浜の流星軒と東京の大喜だったように記憶しています。

 

ラーメンの質もさることながら、店内もなかなかお洒落です。この辺が一世を風靡した理由なんでしょう。

もっとも、洗練度の高いラーメンとおしゃれ系の内装という組み合わせは、今では珍しくなくなり、希少価値という点では強みはなくなったと思います。

中村屋さんが一世を風靡しているなか、おしゃれ系のラーメン屋さんがタケノコのようにわらわらと出てきました。カフェ風のラーメン屋さんとか、ありましたねえ。

たとえば、粘度の高い豚骨スープとカフェ風の内装の組み合わせとか。ぜんぜんマッチしていないですね。

今にして思うと、業界が変な方向に走っていた気がするのですが、その流れも数年で下火になってしまいました。まあ、当然と言えば当然でしょう。

そういうなかで中村屋さんは名店として生き残っているわけですから、やっぱり「本物」ってことなんでしょう。

 

中村屋二号店(?)のZUND-BARにも行ったことがあります。自動車じゃないと行きづらいところにありますね。

確か水にこだわったお店だったと思います。よい水が取れる場所ということで、あえて市街地を避けて山奥に店を構えた店だったと思います。

水の良し悪しは品質を大きく左右しますから。

Afuriさんも同様に、店名のもとになっている阿夫利で取れる水を使っていますね。

 

Afuriさんきっかけで、過去の追憶にひたってみました。

最近のラーメン事情に疎いので、古い話ばっかりしていますね。そのうち都心の有名店を攻めてみたいと思います。