かわや(旧よろずや)のブログ

好きな乃木坂、映画、漫画などについて語ります。

7枚目シングル『バレッタ』~その参・選抜発表の続き、その余波

前の記事の続きです。前の記事はこちら。

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波乱の7枚目シングル選抜発表の余波について書きます。

主に1期生2期生に間に生じた軋轢があったのかどうか、メンバー間にあった不和、そして、堀さんのその後をざっくりと書いていきます。

 

選抜発表後の堀さん

 

最初に7枚目シングルの選抜発表を動画で見たとき、えらいこっちゃと思いました。

いきなり先輩の中に放り込まれた堀さんのメンタルも心配だし、先輩から故意に無視されたりとか、乃木坂の空気が悪くなるんじゃないかと。

すごく気になって、その後の『乃木坂って、どこ?』、その後継番組の『乃木坂工事中』、それから『Nogibingo』を漁るようにして見ました。

これから書くことは、そうやって自分なりに集めたネタをつなぎ合わせる形で、その後の堀さんを追います。

 

まあ、普通に考えて、堀さんの立場だけでなく、今回の選抜発表が引き金になって1期生と2期生との間に溝ができてしまう可能性は十分にあり得ます。

1期生からは自分たちを脅かす存在として見えたとしても不思議なことではありませんし、前回の記事で紹介した橋本奈々未さんのブログからも、そういうニュアンスも読み取れます。

 

『乃木坂って、どこ?』の第105回、つまり選抜発表の104回の次の回では、『新センターになった堀未央奈を大研究!』と題して、新センター堀さんに、いろいな質問を浴びせ、そのキャラクターを深掘りしています。

なかなか変わっているというか、ピントがずれたような回答が多く、かなりの天然ぶりから、1期生は「変わってるね、あの子」ぐらいの印象を持ったのではないかと思います。

たとえば、趣味が石集めだったり、好きな食べ物が「漬物」と妙に地味だったりと少し変わっています。

生まれ変われたら何になりたいという質問には「ラッコ」と答え、なぜラッコなのかと聞かれたら、「海に浮かびながら焼肉とか美味しいものを食べたい」と答え、設楽さんから「病院行ってこい」と突っ込まれたりと、人からの共感を得にくい回答が多かったように思います。

実際、スタジオの空気は、若干、引き気味に見えます。

喋り口はなんとも素朴な感じがします。いかにも田舎から出てきたばかりの素朴な少女という感じです。

 

1期生から親近感を持たれたかどうかはわかりませんが、少なくとも、自分たちを脅かす存在、警戒する対象には見えなかったと思います。

あさってな部分は多いが、素直な性格の子に見えるし、この朴訥とした垢抜けない女の子を引っ張ってってあげようという空気はできたのではないかと思います。

逆に、妙に知恵が働いたり、あざとかったりしたら、また別な空気が生まれた可能性は大いにあったと思います。

 

7枚目シングルのMVのメイキング動画を見た限りでは、撮影の合間に1期生が堀さんの周りに集まり、いろいろと話しかけている様子が映っています。

少なくとも、この動画を見る限りは、堀さんと1期生との間に隙間風がビュービュー吹いているような状況ではなかったようです。

 

『乃木坂って、どこ?』第108回で『乃木坂46生態調査!』と題して、楽屋の中での堀さんの様子が映像で紹介されました。

やはり2期生一人きりで周りが先輩ばかりという境遇で肩身が狭く、1期生から声をかけられても、言葉少なに返事を返しているようでした。

おそらく、このときの空気感は「あまり、おしゃべりが好きではなさそうだから、できるだけそっとしておこう」というところだったのだと思います。キャプテンの桜井玲香さんも後のインタビューでそう発言しています。

もっとも、そのイメージは、8枚目シングルで同じ2期生の北野日奈子さんが選抜メンバー入りして崩れ去ることになります。2期生が二人だけですから、多分、堀さんと北野さんは、ずっとくっついていたのだと思います。

とにかく声が大きいことで有名な北野さん、普通にしていても賑やかな人なのですが、それに本来、コントみたいな面白いことが大好きな堀さんが一緒になったわけですから、二人の会話は相当うるさかったのではないかと思います。

実際、桜井玲香さんも先のインタビューの中で、北野さんが選抜に合流してから、堀さんの印象が一変したと語っています。

 

7枚目シングル選抜発表の余波、関係がぎくしゃく?

 

7枚目シングル発表を契機に、1期生2期生との間に溝ができたかどうかははっきりはわかりません。ただ、自分が集めたネタの中では溝があったようには見えません。もちろん、前の記事で引用した橋本奈々未さんのブログにあるように、まったくわだかまりがなかった、ということはないでしょう。

 

この時期の『乃木坂って、どこ?』のほか、同じく乃木坂の冠番組『Nogibingo』も一通り見ましたが、特に雰囲気が悪いようには見えません。

仮に溝があったとしても、表には出ない話かもしれないので、はっきりとしたことはわからないのですが、ただ、互いにギクシャクしていたという話はありそうです。

なかなか当時の有効な証言が集まらなかったのですが、たとえば、高山一実さんの「2期生は後輩というより同士」という証言があったり、秋元真夏さんの「自分たちがまだ固まっていない時期に、2期生が入ってきたため、2期生にはつらく当たってしまった」という発言があるかと思えば、当の真夏さんは「自分も1期生としては活動が遅かったため、1期生と2期生の間をつなぐ1.5 期生として立ち振る舞った」という発言もしています。

どれも本当なのでしょうが、いまひとつ関係性のイメージがぼんやりしていて、わかりづらい感じがします。

1期生にとって2期生は初めての後輩です。そして2期生にとっても1期生は初めての先輩です。期どうしの交流をどうするべきなのか何の経験値もなく、すべてが手探りでしたから。

2期生にとって1期生は先輩ですが、自分よりも年下の子もいます。学校の部活だったら、先輩は必ず目上になるので、単純でわかりやすいのですが、そういう意味ではどう処すべきなのか悩ましかったと思います。

そんなこんなで、お互いの距離の取り方がよくわからなかった、というところが実態だったのではないかと思います。

 

その後、1期生と2期生の混成チームで「軍団」が結成されたり、1期生と2期生でプライベートで遊びに行ったりと、これといって不仲を裏付けるデータもないし、『乃木坂って、どこ?』の後継番組である『乃木坂工事中』になってから、1期生と2期生が互いをいじり合う場面も見受けられます。たとえば、『内輪ウケものまね大賞』という企画では期どうしで互いをいじり合っています。つまり、それだけ仲が深まっているということですね。

こうして見ていくと、7枚目シングルの選抜発表が引き金となって1期生と2期生との間で大きな溝ができたわけではないようです。

 

7枚目シングルの選抜発表を初めて見たときに自分が抱いた心配は、どうやら杞憂だったようです。

落ち着くところに落ち着いた、ということなのでしょう。

 

それとは別に、堀さんのセンター抜擢が引き金になって、星野みなみさんとの間に一時期、確執が生まれています。

このことは、『乃木坂って、どこ?』第167回『乃木坂46オモテ年表ウラ年表!後編』で明らかになっています。

 

 

このことを知らなかったと反応するメンバーが多かったので、はっきりとした形では現れなかったのでしょう。それは、おそらく選抜組の堀さんとアンダーの星野さんが立場上、絡む場面が少なかったからではないかと思います。

確執が生まれた理由は、堀さんの抜擢とともに、星野さんがアンダーに移ることになったからです。「私がアンダーに行くことになったのは、あの子がセンターに入ったせいだ」という、いわゆる逆恨みというやつです。理屈では仕方ないこととわかっていても、心情的に許せない、というやつですね。

あの温厚な星野さんが、と思うわけですが、やっぱり彼女も(当たり前の話ですが)女性だったということですね。いかにも女性らしい感情の動きです。その辺は、すぐに理性で割り切ってしまう男性の感覚ではよくわからない世界です。

この関係は、秋元真夏さんと西野七瀬さんとの間で一時期あった確執とも似ています。

この話、超有名な話なので知っている人が多いと思いますが、真夏さんが福神に入り、福神から3列目に下がった西野さんが真夏さんと1年半、互いに口を利かなかった件です。これもいわゆる逆恨みというやつですね。西野さんが秋元さんを無視したため、秋元さんもそれに腹を立てて険悪な仲になりますが、後に二人は和解しています。

その後の堀さんと星野さんですが、2014年の新春に放映された『乃木坂って、どこ?』第116回『第1回新春!乃木坂46かくし芸大会』の出し物で一緒にマジックをしたのをきっかけに急速に仲が深まり、大変な仲良しになっています。時間的に見ても、西野さんと秋元さんの不和のように長く引きずることもなく、比較的短期間で不和は終焉しています。

これもまた、落ち着くところに落ち着いた、というところなのでしょう。

 

こうして見ると、何となく落ち着いたところに落ち着いたと言えばそのとおりなのですが、乃木坂の動きを追っている中で気づいたことがが一つあります。

それは、乃木坂独特な「間口の広さ」です。

いずれ別の記事で書くつもりですが、1期生として選ばれた人の多様性が高かったため、それが乃木坂の「はぐれ者を作らない」、言い換えれば「間口の広い」文化の土台になったように思っています。

どのメンバーも口揃えて「メンバーはみな仲良し」と発言していますが、そういう文化というかグループ特有の空気がそうさせているような気がしています。

 

その後の堀さんをざっくり振り返る

 

その後の堀さんは波乱万丈でした。

7枚目シングルの後、センターだった堀さんも、シングルを重ねるごとにだんだんポジションが下がっていき、12枚目シングルでアンダーメンバーになりました。12枚目、13枚目とアンダーだったわけですが、両方の曲でアンダーセンターを務めています。そして14枚目で選抜復帰します。

アンダーの中で、それなりに優遇されていたわけです。

ただ、それもまた周囲とのシコリを生みそうな采配ですね。

 

まず、選抜常連だった人がアンダーに行くということは、行く側にとって肩身の狭い思いをするし、受け入れる側としても、どう接すればいいのか悩むところでしょう。普通に考えると、腫れ物に触れるような扱いになってしまうと思います。

しかも、アンダーに入ってからも運営から優遇され、アンダーセンターを張るとなると、もとからアンダーにいる人にとっては面白くないはずです。そのことは、堀さんにもプレッシャーとなっていたはずです。

つまり、堀さんには二重に、あるいはそれ以上に、メンタルを圧迫する要因が重なったということです。メンタル的に相当きつかったはずです。

おそらくセンター抜擢と同じくらいの重圧が彼女にかかっていたのではないかと思います。

『乃木坂世界旅~堀未央奈北野日奈子inニューカレドニア』という企画で、堀さんと北野さんがニューカレドニアに旅行しましたが、そこで、堀さんがアンダーに移ったときの話が出てきます。北野さんは「いろいろと思うところはあったが、まずは未央奈を支えようと思った」と発言しています。

 

突然のセンター抜擢からアンダー行き、アンダーでも優遇され、その後選抜に復帰し、エース街道まっしぐらと波乱万丈だったことが、素朴で控えめな彼女の性格を鉄のメンタルに叩き上げた気がします。

 

『乃木坂工事中』第283回『乃木坂46 自己分析選手権』(2020年11月9日放映)で、メンバーの長所と短所を当てる企画があり、そこで、卒業を半年後に控えた堀さんが登場し、2期生のメンバーに性格を当ててもらう様子が放映されました。

堀さんが自分の性格を説明するときに、口調が言い切り調で一本調子、よく言えば歯切れがいいが、悪く言えば機械的、MCのバナナマンさんにまるでロボットみたいで怖いと突っ込まれていました。

この頃の堀さんは周囲から「宇宙人」と揶揄される独特のメイクをしていて、少しきつい感じに見えるので、なおさらでしょう。

もうこの頃になると、7枚目選抜発表の頃の素朴な女の子というイメージはまったく残っていません。ずばずば物を言うし、毒舌キャラにすらなっていたので。

 

この辺りの堀さんは、脱乃木坂を意識しているんじゃないかと個人的に思っています。

メイクのことはよくわかりませんが、乃木坂の清楚な感じから、徐々にメイクがきつくなり、卒業が近い頃には、失礼を承知で言えば「けばい」と言ったほうがいいようなメイクになり、乃木坂っぽくないなと思います。

詳しい事情は知りませんが、彼女の中で脱乃木坂にアイデンティティを求めていたのではないかな、という気がします。乃木坂の枠を超えてもっと自分の好きなようにやりたい、というような彼女なりのエゴが出てきたんではないかと。

 

それから、その時分の乃木坂の空気感も、彼女の脱乃木坂化、ひいては彼女の卒業を後押しした可能性があります。

2期生のスポークスマンとして、事あるごとに2期生に注目してもらおうと活動していた堀さんですが、3期生の台頭や4期生が徐々に力を付けている様子を見て、そういう活動ももういいかな、と見切りを付けていたのかもしれません。

事実、堀さんの卒業の後、1期生、2期生の卒業ラッシュが始まっています。もう1期生、2期生の時代ではないな、と肌感覚で感じていたのかもしれません。

 

そんな彼女の想いとは別に、運営サイドは、白石さん、西野さんのエースの後継として齋藤飛鳥さんと二大エースを担ってもらう算段だったのだと思います。

フォーメーションで見ると、フロントで飛鳥さんとシンメになることがよくありました。

しかし、そんな算段をよそに、彼女は2021年3月28日に乃木坂を卒業します。すでに西野さんも白石さんも卒業していたので、エースの重圧は齋藤飛鳥さん一人にかかることになりました。

証言は残っていませんが、齋藤飛鳥さんも「あ、私を置いて卒業しちゃうんだ」と思うところがあったんじゃないかなあと個人的に推測しています。自身のエースとしての役割もありますが、後進のエース育成も担うことになりますから、それなりに大変な時期だったわけです。

もっとも、後進の育成のためにグループに残るか、自分の思い通りのことをしたいからグループを去るか、どちらを選択しようと、正しいも間違いもありません。

 

最後に、個人的に好きなエピソードを紹介します。

自分にはそう見えた、ということなので、人によっては違って見えるかもしれません。動画のお持ちの方は、ぜひご自分の目で確かめてみてください。

『乃木坂工事中』第146回『20thシングル選抜メンバー発表!』です。20枚目シングルは生駒ちゃんの卒業シングルです。

 

選抜メンバーが一人ずつ呼ばれ、フォーメーション通りの並びで並ぶ形で選抜発表が行われました。

3期生のお披露目センターになった18枚目シングルのあと、1つおいて、20枚目シングルから本格的に3期生が選抜に絡むようになります。

このとき、フロントメンバーとして山下美月さんと与田祐希さんが選抜入りします。このときのフォーメーションは次のとおりです。

1列目は山下美月さん、与田祐希さん、齋藤飛鳥さん、堀未央奈さん、西野七瀬さん、生田絵梨花さん、白石麻衣さんの順番で呼ばれます。

山下さん、与田さんは名前を呼ばれてMCのバナナマンさんに感想を求められて「とりあえず頑張る」的な答えを返していましたが、緊張のあまりガタガタ震えていました。

その次の齋藤飛鳥さんは、「ファンの人がどういう気持ちで応援してくれているのか、みんなが何を思って私と接してくれているのかわからない」と最近の心境を語りだしたのですが、途中で感極まって泣き出します。悩みがあって本を読むけど、本を読んでもわからない、という悩みを打ち明けます。

そして、次に堀さんの名前が呼ばれますが、そのとき彼女は笑みを浮かべます。

この笑み、「やっぱり来た」という感じに見えます。

この頃、すでに堀さんはエースとして齋藤飛鳥さんとシンメに立つことが多く、順当にいけば次は自分とわかっていたからでしょう。と同時に、そのポジションの意味もわかっていたんじゃないかと推測しています。飛鳥さんも堀さんも、3期生の隣、つまり「お守役」ということですね、多分。「この子の面倒を見てやってくれ」という運営からのメッセージを汲み取ったんじゃないかと思います。

感想を求められて、自身の境遇を語りだします。センターに抜擢されたこと、アンダーに行ったこと、選抜に復帰したこと、そしてそれぞれのポジションに意味があること、ということを語ります。これは3期生に対するメッセージなんじゃないかと思います。特にフロントに選ばれて戸惑っている二人に対しての気遣いなんじゃないかと。

この堀さんの発言がきっかけになったのかどうかはわかりませんが、その後のフロントメンバーの発言は3期生に頼ってもらいたいという調子になります。堀さんがそういう空気を作ったんじゃないかなあと個人的に思います。

堀さんが隣の美月さんに微笑みかけるシーンがあります。下の画像、一列目の一番左に映っているのが堀さんなのですが、映像が切れていて、実はこの左横に山下美月さんがいます。

山下さんの方をちらっと見て笑みを浮かべます。

 

 

このときの笑みが、美月さんに「大丈夫」と語りかけているように見えました。

何か堀さんの優しさを垣間見たようで好きなシーンです。

多分に自分の主観が入っていて、観る人によって感想はまた違ったものになるでしょう。映像をお持ちの方は見返してみると面白いかもしれません。

 

ということで、7枚目シングル『バレッタ』をめぐる話はこれでおしまいです。

 

続き物で、続きを書いていない記事が、これでなくなりました。個人的に非常にすっきりしましたwww。