今日は11月23日なので、今年を振り返るのは少し早いのですが、今後、乃木坂関連の記事は方向転換するかもしれないので、所信表明も込みで振り返りたいと思います。
今回は、いまYouTubeやオリコンから集めているデータを吟味すると、もしかして自分の書いてきたことは根底から間違っていたのかもしれない、という話です。
それだけだと中身がなく、内容が寂しいので、いまデータを見て言えることについても少し触れます。中身のある話だけ読みたい人は、最後の方に飛ばしちゃってください。
自分が今年になって主張してきた内容をまとめると、次のような感じになると思います。
- 乃木坂の人気は横這い(主にオリコンのチャートがその論拠)
- 5期生から路線変更して、素人っぽさを排除し、パフォーマンス力のある人を採用した。
- 6期生以降もおそらく5期生の路線を引き継ぐ。
それぞれの点については、突っ込みどころがいろいろとあります。
たとえば、2点目の5期生で路線変更した、というのは言い過ぎな感があります。確かにパフォーマンスが段違いに高い人もいるのですが、そうでもない人もいます。言い過ぎ感がありますね。
自分がしてきた主張の出発点は「人気が横這い」という点です。
だから乃木坂は変わらねばならない、という考えに発展しています。
ただ、ぶっちゃけると、そう書きながらも「この出発点、なんかぐらぐらしてね?」と足下がふらついている感じはありました。
ひろゆきさん風に言えば「それってあなたの感想ですよね」というところでしょう。まあ、感想というのとは少し違う感じがしますが、論拠としているデータがいくらなんでも少なすぎです。
出発点がそもそも間違っていたとしたら、大前提が崩れてしまうわけですから、根も葉もないことを力説していたことになります。
どのみちデータをどう見るかは属人的な話になり、どうしても見る人の好みが入ってしまうので客観的な論拠になるかはあやしいのですが、普通に考えて、ネタとなるデータは多ければ多いほどよい、ということは言えると思います。
幸い、今月に入って、YouTubeの再生回数や、オリコン、ビルボードのチャートの情報を定期的に収集するようにしました。
その辺の事情については、ここ最近の記事に詳しく書いています。
主に夜中にデータを自動収集しています。そして、収集結果も下のリンク先で公開していますので、よかったらのぞいてやってください。
http://kawaya3.starfree.jp/nogizaka/index.php
データを集めている対象は、乃木坂46だけでなく、櫻坂46、日向坂46も入っています。いわゆる坂道グループというやつですね。ですから、坂道グループのシングル売り上げ、YouTube再生回数がどのように推移しているのかを追うことができます。
現状、しっかりと道筋を立てているわけではないので、今後、このデータをどう活かすのかについてはノープランです。
ただ、データを集めない限りは何も始まらないので、とりあえずデータを取っている、というのが現状です。
直感的には、対象を坂道グループだけでなく、チャート上位によく登場する人気歌手、人気グループにまで広げた方がよいような気はしています。そういうデータを並べてみて相対的に人気がどうなのかはっきりと見えるように思いますので。
所信表明みたいな話はこのくらいにして、冒頭で宣言した中身のある話をちょっとだけします。
まだデータを取り始めたばかりで、現状、データをぼんやり眺めているだけですから大したことは言えないのですが、少なくとも35枚目シングルの表題曲『チャンスは平等』は明らかな失敗作だった、ということは確実に言えそうです。
オリコンやビルボードの売り上げだけを見ると大きく落ち込んでいるわけではないのですが、YouTubeの1日あたりの再生回数で見ると、ここ最近の表題曲の中でもダントツに少ないという傾向が見て取れます。また、同じく35枚目シングルのアンダー楽曲『車道側』と比べても少ない、ということがわかります。
『チャンスが平等』の1日あたり再生回数が3,000前後、対して『車道側』は5,000前後です。
人気曲かどうかの線引きは、おおよその目安として、1日あたりの再生回数が6,000回でラインが引けそうです。
去年以降リリースされた表題曲を見ると、このラインを『チャンスは平等』以外の曲はみな超えています。中には1万回を超える曲もあるので、『チャンスは平等』の低さがどうしても目立ってしまいます。
『車道側』については、3期生全員が選抜に入り、その煽りを食らって人気メンバーが選抜からアンダーに移ったことに不満を感じたファンが、再生回数を表題曲より増やそうとやっきになって再生したという、いわくつきの曲です。
ですから、うっぷん晴らしのために一時的に再生回数が多かったのかと思いきや、意外にその後も再生回数が多いということが見て取れます。つまり、『チャンスが平等』がどうのこうのとは関係なく、『車道側』は実際にファンに刺さった曲という見方ができます。
しかも、『車道側』は乃木坂歴代のアンダー楽曲の中で再生回数がトップです。11月23日午前0時時点の再生回数で見ると、『車道側』が約412万回、2位の『13日の金曜日』(5枚目シングルのアンダー楽曲)の約351万回を引き離しています。
『13日の金曜日』のYouTube公開日が2015年12月4日であることを見ても、これは快挙と言えると思います。
個人的には『車道側』の人気を一時的なものと見ていたのですが、こうして実際にデータで見ると、そうでもないことがわかります。
先ほど書いたように、乃木坂の人気を測るためにデータを具体的にどう活かしていくかはノープランです。まあ、来年あたりからちょくちょく進めていくつもりです。
今回もあまり時間がないのでコンパクトな記事になりました。本当は書き足りないので、来年になったら反動でものすごく長い記事を書くかもしれませんwww。