かわや(旧よろずや)のブログ

好きな乃木坂、映画、漫画などについて語ります。

阿鼻叫喚の地獄絵図、乃木坂の地獄料理人たち

書きかけの原稿が溜まる一方で、一向にまとまる気配がないため、気分転換も兼ねてお茶濁し企画をしようと思います。

 

今回は2023年4月2日と4月9日にかけて前編・後編に分けて放映された『乃木坂工事中』の『どいつの料理が良いでショー』をネタにしたいと思います。もう半年以上前の企画なんですが、料理についていろいろ考えることがあったので、じっくり今まで温めてきました。というのは真っ赤な嘘で、前々から書こうと思っていたけど、さぼっていただけです。

 

ちなみに記事中、メンバーの名前にハイパーリンクがかかっていますが、リンク先がエラーになります(2023年11月29日時点)。自前のデータベースとリンクしているのですが、いまデータベースが不調なので、エラーになってしまいます。鋭意、修復しているところです。大目に見てやってください。

 

しかし、アイドルに料理をしてもらうという企画ってなんでこうも多いんでしょうかね。

アイドルだから料理が上手でなければならないというものでもないんですけどね。

とはいえ、上手な子は女子力アップで印象爆上がりですし、下手な子がいればそれをネタに爆笑取れるし。何かと取れ高が多いのかもしれません。

でも男女関係なく、概して料理が上手だと尊敬の目で見てもらえるという傾向はあるように思います。

 

『どいつの料理が良いでショー』は、今まで料理企画に出たことのない4期生5期生の料理を見てみましょうという企画らしいですね。

厳密にいうと、賀喜遥香さんは、「期別対抗料理クイーン決定戦」で4期代表として遠藤さくらさんと筒井あやめさんと料理をしたことがあります。

 

前編で賀喜遥香さん、後編で川﨑桜さん、菅原咲月さんがさんざんな料理を作って不評を買いましたが、川﨑桜さんにいたっては「地獄の料理人」という大変不名誉な称号が付けられてしまいました。

しかし、そんな彼女たちの名誉のために一言、声を大にして言いたい。

 

料理は経験です。

 

多少の経験、それに知識があれば、それなりに食べられるものを作れます。

一般の家庭で出てくるような料理は、ある程度、王道みたいなものがあって、それさえおさえていれば何とかなります。

素材の扱いも、単に知っているか知らないかだけの差です。

たとえば、肉じゃがを作るときに、ぐらぐら煮立っている鍋の中にジャガイモを入れれば、ジャガイモが煮崩れしちゃいます。でも、煮立つ前の水の状態から入れれば崩れません。これって単に知っているか知らないだけの話です。

やっているうちに、だんだん要領がわかってくるものです。

そりゃ、センスの良しあし、得手不得手はあるでしょうが、多少の経験、知識があれば、何とかなるんです。

だから、かっきーも、さくたんも、小吉さんも、不名誉をこうむりましたが、そんなものは一時的な評価にすぎない、ということをこの機会に強調しておきたいと思います。

 

「おまえ偉そうだな」とか「料理したことあんのか」という声が聞こえてきそうですが、ちゃんと料理していますよ。まあ普通の家庭料理ですけど。

社会人になってから自己流でテキトーに料理してたんですが、10数年前に一念発起して、ちゃんと料理本片手に料理を作るようになりました。なので、それなりに経験あります。

プロの料理人の目線には到底及ぶべくもありませんが、普通に家事をこなしている一般的な主夫・主婦と同じくらいの目線で語ることはできると思うので、過去の乃木坂関連の料理企画なども引用しつつ、いろいろと書いていきたいと思います。

実はかっきーやさくたんの料理なんて可愛いものです。なかには到底、食べ物とは思えない「料理」を作った人がいたわけですから。

 

ヤバい料理の共通点

個人的な経験から言うと、料理のイメージができていないと料理は失敗するような気がします。

自己流で料理していた時分に、これ系の失敗をよくやりました。

とにかく何でもいいから、どんどん調味料をぶち込んで、何だかカオスな料理になって、まずくて食えない、なんていうのはありがちなパターンです。

 

なんでしょうね、料理本を片手に料理していると、だんだんパターンがわかってくるんです。味の組み立て方というか。

自分が手本にしていた料理本は、カリスマ主婦の栗原はるみさんが出していた料理本です。あまり手間をかけずに、それでいて家庭料理してはかなりグレードが高い料理を作れます。

料理本を見ていると、典型的なパターンというのがだんだんわかってくるんです。

たとえば、中華料理であれば、最初にニンニク、ショウガ、青ネギのみじん切りを切ってから、アツアツに熱した油に投入し、それから具材を投入します。こうすると、油に下味と香りがしっかり付き、炒め物が美味しくなるんです。

 

こんな感じで味の基本的な組み立て方がわかってくると、自分なりのアレンジを加えてどんどん発展させていくことができるようになります。

 

料理に頭の良しあしは関係ありません、多分。

この企画で大きく株を上げた弓木奈於さん、実は乃木坂工事中の企画、第3回頭NO王でチャンピオン(つまり乃木坂おバカナンバーワン)に輝いた人ですから。

 

そんな彼女もグラタンとか手際よく作っていますね。

最初に具をバターで炒め、その後に小麦粉と牛乳を少しずつ混ぜていくというベースがきちんとできていますよね。

さすがに普段から料理している人は手際がいいですね。

そして番組を見ていてお気づきの方も多いと思いますが、具はそのときの状況、好みで選んでますね。ブロッコリーは茹でるのが面倒だから外したり、ニンジンの皮のところが美味しいから残すとか、ベースさえきちんとしていれば、後はどうとでもなるんだと思います。

 

いや、皮のところが美味しいというのはなかなかですよ。これは個人的に思っていることですけど、魚、肉、果物に共通して皮の部分、皮の真下の部分が一番おいしいと思います。旨味が一番詰まっているんですよ。

 

なんだかんだ言って、いい意味でテキトーでいいんです。

自分もときどきグラタン作っていますけど、野菜とか肉とかを炒めて、味付けにコンソメを投入し、小麦粉と牛乳をダマにならないようにかき混ぜていけば、それらしいものができ上がります。

味があっさりし過ぎるのがいやだったらバターを多めに投入します。炒めるタイミングでもいいし、ルーを作っているときに入れてもいいんですが、本当は正しい手順があって順番間違っているかもしれません。前は、料理本をちゃんと見ながら作っていたんですが、だんだん自分のアレンジが加わって、今や完全に自分流になっちゃってます。

まあ、まずくなけりゃ何でもいいか、みたいに結構テキトーになっています。

でもまあ、多少、手順が前後していてもそれらしいものができるんです。後は塩、コショウで味を調えてオーブンに投入!ってな感じですね。

 

酢豚は作ったことないですけど、自分がキッチンに立ったとしたら、

①豚肉に片栗粉か小麦粉をまぶして油で揚げる。

②中華出汁をお湯で解いてケチャップ、酢、オイスターソース、砂糖、ニンニクあたりを入れて混ぜる。

③ピーマン、玉ねぎ、にんじんを炒め、火が通ったら①と②を一緒に炒める。

④片栗粉を水で溶いて、フライパンに円を描くように投入し、とろみを付ける。

 

こんな感じで作ると思います。これでうまくできるかわかりませんけど。まあ、多分、そんなにまずいものはできないんじゃないかなあとは思います。

 

あとポイントとしては、酢を使うときは、大量の砂糖を使うことですかね。

ドレッシングを作るときも、黒酢餡を作るときにも、酢を使いますが、酢はそのままだと酸っぱすぎます。酸っぱさを緩和するために砂糖をいっぱい使うとよいみたいです。

 

それから、よい料理に欠かせないのが、きちんと片付けながら料理するということですね。

調理台の上に、使った調理器具や調味料が所狭しと並んでいるようだと、多分、美味しい料理は作れないと思います。

段取りがいい人って、無駄がないんですよね。大まかに何をどこで使うのかという見取り図みたいのが頭にできあがっていて、一回しまった調理器具をまた引っ張り出して使うということがあまりないように思います。

仕事ができる人の机の上が汚くない、というのと共通していると思います。

とか書きながら自分、できてないんですけどね。

 

しかし、乃木坂が題材のブログとは思えない内容になっていますね。

生活感丸出しですね。

 

まあ、この記事を読んで、今まで料理に縁のなかった人が料理に興味持ってくれたら嬉しいです。

 

さて、話を元に戻します。

なんだかんだ言っても、番組で作られた料理、一応、料理の体をなしているじゃないですか、味はともかく。

実は、見た目も味もグロテスクな、この世のものとは思えない料理を使った方々がいます。

 

もっとすごい料理を作った人たち

地獄料理人というお題で、自分の頭の中に浮かぶのは、生田絵梨花さんと松村沙友理さんです。お二人の料理は、川﨑桜さんの料理の地獄度をはるかに凌駕しています。

生田絵梨花さんと言えば、IH事件が有名ですね。

2011年12月18日に放映された『乃木坂って、どこ?』第12回「料理の腕前チェック」のできごとです。

知っている人も多いと思いますが、IH事件は乃木坂だけにとどまらず、櫻坂の松田里奈さんの「犬も歩けば棒に○○る」事件と双璧をなす大事件で、日本のアイドル史上、長く語り継がれるであろう事件です。

下の画像をご覧ください。

同じ人が作っただし巻き卵とは思えませんね。

左がIH事件のときのだし巻き卵、右が期別料理対決で作ったときのだし巻き卵。

 

IH事件を簡単におさらいすると、生田絵梨花さん、IHの使い方を知らなかったため、IHヒーターの上に鍋を置かずに、解いた卵を直接、ヒーターに上に流し込んでいます。

そして、卵が流れ出ないように堰止めとして使った昆布、そして出汁の煮干しです。

まあ、この当時は確かまだ中学生だし、IHなにものかを知らなかったので仕方がないと言えば仕方がないでしょう。多分、ご本人もあそこに卵を乗せることには違和感があったと思います。でも、明らかに気が動転しているように見えて、勢いに任せていた感がありありですね。

これを食したゲストのアンジャッシュさんによると、ほぼ煮干しの味しかしなかったらしいです。

 

しかし、さっきの写真にあるように、そんな彼女でも期別の料理対決では、ちゃんとだし巻き卵を作っているんです。

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おそらく料理上手の秋元真夏さんに指南してもらったのではないかと思います。

番組内の発言によると、真夏さんと一緒に料理を作っていたようで、真夏さんからも生田さんの料理がおいしいと太鼓判を押してもらっていましたね。

料理上手の真夏さんから、いろいろとコツとか教われば、そりゃ上手になるでしょう。

 

IH事件でスタジオが騒然とした後に、松村沙友理さんの登場です。

確かにIH事件は衝撃的ですが、料理そのもののインパクトで言うと、それと同等か凌駕するレベルです。

そして味という点で言えば、料理を食したバナナマさんとゲストのアンジャッシュさんの吐きそうなリアクションから察するに、歴代の料理の中でも地獄度ナンバーワンでしょう。

お題は五目チャーハンですが、松村さんの作った五目チャーハンはこちら。

 

ええ、泥のようなペースト状の謎の物体。めちゃめちゃ辛かったそうです。黒コショウの量が半端じゃなかったので、発狂しそうなほど辛かったでしょうね。

 

手順をまとめると次のとおり。

a)大量の油をフライパンに投入→b)パプリカ、海老などの具材を炒める→c)ご飯を投入し炒める→d)甜面醤、ナツメグ、ウィスターソースを大量に投入→e)水を投入(なぜ?)→f)ボールに卵を溶き、そこに大量の黒コショウを投入しかき混ぜる→g)溶き卵をフライパンに投入し炒め合わせる、てな感じです。

eのところで水を投入しているんですが、何をしたかったのか不明です。bからdまでの具材、調味料、ご飯の混ざり具合がよくなかったので、水を入れて混ざりをよくしようとしたのかなあ。d)の甜面醤は、どろっとしたペースト状の物体で、そのままの状態でフライパンに入れると、なかなか広がらず、混ざりがよくなかった可能性はあります。

溶き卵(黒コショウは入れない)を最初にフライパンに入れて、その次にご飯、具を炒め、調味料はあらかじめお湯で解いて混ぜてから入れれば、味は保証の限りではありませんが、一応、料理の体裁にはなったような気がします。

ただし、調味料をお湯で解いて入れると、べちゃべちゃしてしまい、チャーハンではなくなると思いますけど。なので、調味料は塩だけにして、上からパラパラかければ、一応、チャーハンになったんじゃないかなあ。

個人的な経験で言うと、ぶっちゃけ、チャーハンは溶き卵とご飯の絡みがよければ美味しくなると思います。具材は、よほど変なものを選ばなければ、まずくはならないとは思います。

 

あと、2014年12月1日放映のNOGIBINGO!3の#9『新妻王決定戦!』でも料理企画がありましたが、そのときは、松村さんと生田さん、それに桜井キャプテンがチームになって料理を作りましたが、まあ、結果はひどいもので。

桜井玲香さんも料理しないとのことで、ハンバーグという名の肉の塊を作っていましたね。

下の画像は、炒める前の状態のハンバーグのタネです。周りのメンバーから「ユッケ?」などと突っ込まれています。

 

まあいろいろ書きましたが、結局のところ、彼女たちの明暗を分けたのは経験値のあるなしです。それだけの差です。

いくちゃんの例を見てわかるとおり、その気になれば誰だってできるってことですね。