かわや(旧よろずや)のブログ

好きな乃木坂、映画、漫画などについて語ります。

鴨andネギ@町田

おととい(7月20日)、去年の終わりくらいに開店していて気になっていた鴨ラーメンの店に行きました。

なかなかこ洒落た感じのお店です。写真だとお店の雰囲気、伝わらないと思いますが。

店名も少し遊びが入ってますね。

 

鴨らーめんを注文。930円なり。

ネギを2種類選べます。自分なに選んだかな、忘れてしもうた。

 

最初にラーメンの丼をカウンター越しに見たときに、多分、顔に出てしまったと思うし、思わず小声で出てしまいましたが「ちいさ」。まあ、店員さんにも気取れられてしまったかも。
だって、子供サイズの丼なんだもん。

縦長サイズなんだけど、まあ野郎が食べて満足する量ではないことは確か。

 

気を取り直してスープを一口。

鴨の出汁が強く出てくる攻撃的なスープですね。店の雰囲気からすると意外でしたね。もっと大人しいスープを想像していたので。

丸鶏特有の豊潤な味がします。なんか支那そばやを髣髴とする味わいです。

ま、潔いスープだとは思います。鴨と醤油がベース、余計なものは足しません、ていう。

それとネギの風味が付いた香油がいいアクセントになっています。

ネギ好きにはたまらんですな。

そこまではよしとして。

 

スープがしょっぱすぎるんですよね。

ブレなのかデフォなのか。

これがデフォだとちょっとどんなんでしょう。

スープ飲んだとき、思わず顔が歪んでしまった。

それと、スープの抜けが速すぎる。

化学調味料を使っていない店に共通なんですが、スープの抜けが速いんです。

それでもよい店だとそれなりに余韻が残るのですが、この店はそれがないですね。

さっき例にあげて支那そばやを例に取ると、比内コーチンの豊潤な出汁だけでなく、いろいろな素材が入ってます。

佐野実さん、元フレンチのシェフだけあって、ムール貝を入れたりとかいろいろ工夫されているんですね。

だからそういう知識がなくても、説得力のあるスープなんです。

 

飲んでいて飽きがこないというか。

このお店の場合は、最初のスープの浮き上がり方が強烈だったもので、抜けが速いと印象も抜けてしまい、スープに飽きちゃうんです。

 

麺は細麺。そうめんチックな麺ですが、粘りがあってなかなかいいです。

太いスープとよく合うと思います。

具は鴨肉のチャーシュー、穂先メンマ。何か名店風のセッティングありありです。

 

なんですかね、名店のあちこちをいいとこどりをして鴨でまとめてみやした、という感じがしてならんです。

高めのお値段、こじゃれた店の雰囲気、量よりも質なんていうセッティングから「大人のラーメン」というお店のコンセプトが見えてくるんですけど、自分には表層的に見えちゃいました。

 

周囲の「美味しい」という呟きが聞こえるなか、こういう意見は少数意見だろうなあと思います。

 

今のところ自分の中では町田で一推しは八十一番とどみそ、二推しがいぶし銀、てな感じです