かわや(旧よろずや)のブログ

好きな乃木坂、映画、漫画などについて語ります。

久々の豚山と町田市の二郎系事情

久々に豚山さんを訪問。

 

 

最近はあちこちで支店を見かけるようになりました。

この前、環状二号線沿いのラーメン屋さんを訪問したときにも、豚山さんの支店を見かけました。

 

2024年11月19日午後15時くらいに豚山町田店を訪問。

お疲れ気味の自分にエネルギーをチャージするために超久しぶりに訪問しました。多分、前回の訪問から一年以上経っています。値上げして、ラーメン小が900円になった時点で疎遠になっていました。

ラーメン小(950円)を注文。小の麺量って前から250gでしたっけ。前は300gだった気がしますが、うーんわからん。なにせ年一回くらいのペースで通っているものですから、記憶が曖昧です。

トッピングはニンニクと野菜。

スープを飲むと、何か本家の二郎っぽさ、それも非乳化系のお店に近い感じがします。非乳化系特有の、鈍い醤油の立ち上がり方です。これに、みりんが入れば、かなり非乳化系の本家二郎に近い感じになると思います。

前は、もっとぼやっとしたスープだったような印象です。

 

麺はむっちりした食感の平打ちの太麺。

この系統のお店にありがちな、小麦を固めたような粉っぽいとか、異様に硬いとか、そういう要素がなく、食べやすい麺です。

 

トッピングした野菜は、ほぼもやし。キャベツ比率が落ちたなあ。多分、材料の高騰が関係しているのではないかなと。

豚のサイズが小さくなったように思います。それと、二郎インスパイア系の中でも上品な味付けになっている印象がしました。

 

全体的に、特別おいしいというわけではありませんが、まあ、普通に食べれる平均的な二郎インスパイア系のお店です。

本家二郎のマニアックさを排除すると、こんな感じになるかなあ、という印象です。この印象は、豚山さんが出店してからずっと一貫しています。


町田の二郎系事情を振り返る

 

ついでですので、町田の二郎系の動きを振り返ります。

過去に自分がメモってきた情報と、記憶に頼って書きますが、メモも記憶も曖昧なところがあるので、もしかして間違っているかもしれませんが、大枠は外していないと(多分)思います。

 

町田に引っ越してきて20年近くになります。

町田に「ラーメン二郎」の名を冠したお店はなく、本家二郎に行きたいのであれば、お隣の相模大野に移動する必要があります。

それでも、もともとラーメン二郎町田店という名の店はかつてありました。自分たちが町田に越してくる少し前まで存在しました。

しかし、このお店、本家の二郎で修業した経緯がないお店です。20年前くらいだったと思いますが、本家で修業していないお店は「二郎」の看板を使ってはならないとの本家二郎からのお達しが出たため、軒並みこの系統のお店は、看板の「二郎」という文字を消しています。

ラーメン二郎町田店は、静岡県に移転し、たしか「大山」という名前の店になりました。そして、町田店自体は、店の名前を「蓮爾」と変え、お弟子さんが店を継ぎ、二郎チックなラーメンを出していましたが、その後、店名を「禅」と変え、ほどなくして店をたたんでいます。

その後、二郎、二郎インスパイア系のお店は町田になかったため、しばらくその系統のラーメンの空白時代が続きました。

 

厳密に言うと、成瀬にあるJunpeyという家系のお店も二郎系のラーメンを出しています。もしかすると、それ系のお店は他にもあるのかもしれません。そこまで手を伸ばすには知識が足りないので、今回のお話は町田駅周辺に限定します。

 

そんなふうに二郎系ラーメンの空白時代が続くなか、家系のぎょうてん屋が二郎インスパイアの「ぎ郎」を出すようになりました。

確か目黒にあるぎょうてん屋が「ぎ郎」を初めて出し、その評判が良かったので、他の支店でも出すようになったと記憶しています。

自分が持っているメモによると、2007年3月9日に実食した記録が残っています。当時のラーメンのお値段は700円でした。そのとき食べたラーメンの写真を貼っておきます。

特にクオリティが高いわけではないですが、とりあえず二郎っぽさがあればなんでもいい、ということであれば、そこそこ満足できる、そんな印象でした。

その後、ぎ郎は食べてないので、今、どうなっているのかはわかりません。

 

これと前後して、新しくできた大勝軒(東池袋系の大勝軒)が「とんこつ野菜」なる二郎インスパイア系のラーメンを出すようになりました。なんとお値段、600円。

大勝軒が立地的に駅から遠く、地の利でいうと、圧倒的にぎょうてん屋よりも悪いため、低価格で集客を目論んだのではないでしょうか。

2008年9月2日に実食した記録が残っています。これも写真があるので貼っておきます。

 

そのときの感想は、メモによると、二郎らしさがなかったとのことで、おそらく大勝軒という大手ブランドなのでプライドがあり、意図的に二郎に寄せたくなかったのではないかと推測しています。「とんこつ野菜」というネーミングを取っても、「別に身売りしたわけじゃないんだぜ」という気概を感じますね。

やはり大勝軒は魚介系のラーメンに強みがあると思います。あえて二郎に寄せなかったと心意気は感じますが、邪道という感じもします。

個人的には、とりあえずお値段ベースで考えるんだったら、まあ選択肢としてあるかもね、というくらいの位置付けでした。

 

多分、この辺りを境にして、町田にも二郎インスパイア系が進出するようになりました。

駅から少し離れたところに、「ジャンキーモンキージュニア」なる名前の二郎インスパイア系のお店が出たり、あと、駅の栄えている場所に「野菜ラーメン」も進出していたこともあります。この手のなんちゃって二郎の中でも、あまり質のよろしくないお店は比較的、短命だったと記憶しております。

そんな自然淘汰のような経緯をたどり、町田の二郎系も絞られていきました。自分の記憶によると、次の四店です。

  • ぎょうてん屋
  • 大勝軒
  • 豚山
  • 三郎

 

ぎょうてん屋は、地の利が良い反面、いつも混んでいるので敬遠していました。なので、値段で選ぶなら大勝軒、あまり歩きたくないときは地の利のいい豚山、少し歩くがトッピングのバリエーションを楽しむなら三郎、みたいな感じで分けていました。

その後、大勝軒は閉店、三郎は路線がだんだん自分の好みとは外れてしまい、店の名前が変わるあたりから通わなくなりました。

自分の知る限り、町田駅周辺で二郎系のラーメンを現在、出しているお店は、ぎょうてん屋と豚山の二店です。

訂正があります。2024年11月24日時点で、もう一店、二郎系のお店を発見しました。「らーめんつづき」というお店です。お店の写真を貼っておきます。今のところ、自分が知る限り三店ということになります。

正直、町田でラーメンを食べるのだったら、もっと美味しいラーメン屋さんはあります。

それでも、とりあえず二郎っぽい感じを味わいたいのだったら、それもあまりレベルが高くなくても許容できるのであれば、その二店で間に合う気がします。

ある程度のレベルでないと満足できない人には、お隣のラーメン二郎相模大野店をお勧めします。これも写真(2009年9月29日時点)があるので貼っておきます。